慢性腎臓病(CKD)で運動はしていいの?
「7時間寝たはずなのに、朝がつらい」
「夜中に2回も3回も目が覚めてしまう」
「疲れているのに、布団に入ると頭が冴えてくる」
40代を過ぎたころから、こうしたご相談が増えてきます。
若いころは一晩眠れば回復できたのに、今はどれだけ寝ても疲れが抜けない。それでいて、仕事も家事も家族のことも手を抜けない。多くの方が、これを「年齢のせい」と諦めてしまっています。
でも、眠りの浅さには理由があります。そして、体質ごとに整え方が違います。
■ 「睡眠負債」がたまっていませんか
睡眠負債とは、必要な睡眠時間と実際に眠れている時間の差が、借金のように積み重なっていく状態のことです。
本来7時間必要な方が毎晩5時間半しか眠れていなければ、1日1時間半の不足。1か月で40時間以上の負債になります。
やっかいなのは、自覚しにくいことです。足りない状態に体が慣れてしまい、「これが普通」になってしまうのです。
・休日は平日より2時間以上長く寝てしまう
・布団に入って5分以内に眠ってしまう
・夜中に必ず1回は目が覚める
・午後に強い眠気やだるさが来る
・些細なことでイライラする
3つ以上当てはまる方は、負債がたまり始めているかもしれません。
■ なぜ40代・50代の女性に多いのか
理由は3つ重なっています。
ひとつは、女性ホルモンの揺らぎ。更年期にさしかかると、中途覚醒(夜中に目が覚める)や早朝覚醒が起こりやすくなります。
ふたつめは、加齢とともに深い睡眠そのものが減ること。同じ7時間でも、中身の「濃さ」が20代とは違います。
みっつめは、役割が重なる年代であること。仕事の責任、子どもの進路、親の介護。日中の緊張が抜けないまま夜を迎えるため、体は疲れているのに神経だけが休まらないのです。
■ 中医学でみる「眠れない4つのタイプ」
中医学の特徴は、「眠れない」をひとまとめにしないことです。眠れ方によって、背景にある体の状態が違うと考えます。
【A】寝つけないタイプ
考え事が止まらない、イライラしやすい、夜になると頭が冴える。ストレスで「気」の巡りが滞った状態です。
【B】夜中に何度も目が覚めるタイプ
手足のほてり、寝汗、動悸。「血」や「陰」が不足し、体を潤し落ち着かせる力が足りない状態です。更年期世代に最も多くみられます。
【C】疲れているのに眠りが深くならないタイプ
朝4時、5時に目が覚める。腰やひざがだるい。「腎」の力が弱り、眠る力そのものが不足している状態です。
【D】夢が多く寝た気がしないタイプ
寝起きに体が重い、口が粘る。夜遅い食事やお酒で、胃腸に負担がかかっている状態です。
同じ「不眠」でも、AとCでは整え方が正反対になります。市販の「睡眠によい」とされるものを試しても手応えがなかった方は、タイプが合っていなかった可能性があります。
■ 今夜からできる3つのこと
タイプがどれであっても、共通して効くことがあります。
1. 寝る時間より「起きる時間」を固定する
体内時計は、起床時刻で整います。休日も平日プラス1時間以内に。
2. 寝室にスマホを持ち込まない
充電器をベッドから離すだけで十分です。
3. 15分だけ早く布団に入る
1時間早く寝ようとすると挫折します。15分なら続きます。
■ それでも変わらないと感じたら
「タイプが複数当てはまる」
「気をつけているのに変わらない」
「病院では異常なしと言われた」
そう感じている方は、努力が足りないのではありません。眠れない背景が、ひとつではないからです。
くすりの厚生会では、眠りの状態、月経や更年期の症状、胃腸の調子、冷えやのぼせ、生活のリズムまで丁寧にうかがったうえで、その方に合った養生法と漢方をご提案しています。
「漢方を買いに行く」のではなく、「体のことを相談しに行く」つもりでお越しください。ご相談だけでも構いません。
タイプ別の詳しい養生法、おすすめの食材やツボについては、当店ホームページのコラムで詳しくご紹介しています。あわせてご覧いただければ幸いです。
※本コラムは健康情報の提供を目的としたもので、診断・治療を目的とするものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
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