第11回ものづくりワールド名古屋

熊田茂雄

熊田茂雄

テーマ:展示会情報

 昨日(4月10日)、第11回ものづくりワールド名古屋(4月8日、9日、10日 ポートメッセ名古屋にて開催)に参加したので、その状況についてコメントします。
 展示品の中で、生産技術コンサルタントとして、また、現在実施している展示会のテクニカルアドバイザーの目的に対し、参考となりそうなものについて列挙します。(順不同)

①高速精密プレス機による固相接合技術(山田ドビー)
 当方が、以前から紹介している固相接合法(Solid Phase Bonding)を、高速精密プレス機でおこなうものであり、精密プレスによる一定加圧のもと、振幅2~3mmの細かい直線振動を材料同士(同種、異種金属)の境界面に加えて固相接合させる技術であり、制御因子としては、加圧力、振幅、振動数、時間となりますが、加圧力の寄与率が高いとのこと、また、設備としては、沈み込み量の計測も備えているとのこと。
 本件は、線形摩擦接合の一つであると推測され、、摩擦圧接加工のように金属溶融までの熱を発生させず、比較的低い接合温度で接合させる方法(低温摩擦接合(Low Temperature Linear Friction Welding ; LTLFW))であり、その低温摩擦接合の接合面の組織は、細かい等軸粒組織となっており、母材と同等もしくは同等以上の安定した組織となり、接合後の熱処理が不要なため、その分コストと納期を少なくすることが可能となると思われる。また、摩擦圧接加工と比較し、短時間加工及び多数個取り加工が可能であり、量産性もあることが大きなメリットといえる。

②超音波バリ取り洗浄装置(ブルースターR&D)
 以前から何回かご紹介している超音波バリ取り洗浄装置です。
 超音波バリ取りの原理は、液体中の気体の含有量を一定値以下にすると超音波で発生するキャビティが球状星雲型になり、それが発生する際、外側に正の衝撃波が発生し、消滅するときに内側に負の衝撃波が発生する。これを1秒間に2万回以上繰り返す(20KHz)ことになる。この正と負の衝撃波によって、(微小バリ根本が)疲労破壊を起こしバリを除去するというもの。
 実際に、大型の航空機用部品から自動車部品、電子部品、スマートフォン部品、医療用の極微小部品のバリ取りまで応用範囲は広く、その驚異のバリ取りパフォーマンスにもかかわらず危険な薬品などは必要なく、使うのは水なので扱い面も優れており非常に魅力的である。
 また、洗浄と同時に、精密バリ取りが可能となるということで自動車部品(電気自動車新規部品、PPS、PPA、PBT等の樹脂部品)など多数の実績があるとのこと。

(以下項目のみ記述)
③検査用無電極ランプ
④レーザークリーナー
⑤超狭小空間点検ドローン
⑥外観検査自動化(ノーコード、短期間自動化)
⑦ワイヤレス給電
⑧目視での軸力管理(色彩表示)

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/11thnagoyamonozukuriworld

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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