カニゼンメッキについて

熊田茂雄

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テーマ:表面処理技術

 カニゼンメッキ(Kani Zen Plating;Catalytic Nickel Generation)についてコメントします。

 カニゼンメッキとは、日本カニゼン株式会社の無電解ニッケルめっきの商品名であり、日本国内で最初に広まった無電解ニッケルめっきがカニゼンメッキであるため、俗に、無電解ニッケルめっきのことをカニゼンメッキと呼びます。

カニゼンとはCatalytic Nickel Generationの英単語の頭文字から取った略称です。
(Ka : C(K)atalytic, Ni : Nickel, Gen : Generation , カニゼン=Kanigen)

 この無電解ニッケルめっき(むでんかいニッケルめっき、英語:electroless nickel plating)とは、電気めっきとは異なり、通電による電子ではなく、めっき液に含まれる還元剤の酸化によって放出される電子により、液に含浸することで被めっき物に金属ニッケル皮膜を析出させる無電解めっきの一種です。

 上記のように、電気めっきのように通電を必要としないため、素材の形状や種類にかかわらず均一な厚みの皮膜が得られ、プラスチックやセラミックスのような不導体にもめっきが可能です。

 次亜リン酸を用いたものが主流であり、不導体へのめっきには低温アンモニアタイプのめっき液が、硬質クロムめっきの代替として用いられる場合は高温酸性タイプのめっきが用いられます。この後者が俗にカニゼンめっきとも呼ばれているものです。

(記事の大半は、ネット情報の引用)

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/kanizenplating

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熊田茂雄
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熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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