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渡邊リシアプロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

新・ブランディングのチカラ 第6回「小さなお店でもできる、ブランディングの一歩目」

渡邊リシア

渡邊リシア

テーマ:ブランディングデザイン





「うちみたいな小さなお店に、ブランディングなんて大げさすぎません?」

よくいただく質問だ。正直、私自身も最初の頃はそう思っていた。ブランディングとは、お金をかけて専門家に頼む、大きな会社の特権だと。

けれど今は違う。むしろ小さなお店ほど、今日からでも始められる。

一番お金のかからない一歩目


ロゴや看板を思い浮かべるかもしれないが、そこは最後でいい。最初にやるべきことは、お金が一円もかからない。

自分の言葉で、自分の店を一言で言ってみること。

「地元の魚を、その日のうちに出す居酒屋」。これだけでいい。完璧でなくていい。今すぐ、ご自身の中にある「当たり前」を口に出してみる。これが出発点になる。

私がよくする、簡単な質問


初めてお話しするお客さまに、私はいつもこう伺う。


「このお店、今日来なかった人に一言で説明するとしたら?」


即答できる方は少ない。それでいい。考え込むこと自体が、もう一歩目だからだ。

正直に言うと、私自身もこの質問、最初はうまく答えられなかった時期がある。デザイナーです、プロデューサーです、とは言えても、「何屋さんですか?」には言葉に詰まった。今なら言える。想いに輪郭を与えて、事業を前に進める人、だと。

SNSは、全部載せなくていい


次にやりやすいのがSNS発信だ。よくある間違いは「とにかく全部投稿する」こと。見る側からすると、結局何のお店か分からなくなってしまう。

一歩目としておすすめなのは、最初に決めた一言を、毎回の投稿のどこかに忍ばせること。 全部載せるより、一つを繰り返す方が、ずっと記憶に残る。

完璧を待たなくていい


ご相談を受けていて一番もったいないのは、「まだちゃんとしたものができていないから」と発信を止めてしまうことだ。

完璧なブランドなど、最初から存在しない。今のSTUDIO16だって、最初の頃のロゴは今とは全然違う。やりながら少しずつ輪郭がはっきりしていく。それでいい。

今日やってみた小さな一言、今日投稿した一枚の写真。それ自体が、もうブランディングの一歩目になっている。

大げさに考えなくていい。必要なのは、センスでも予算でもなく、自分の言葉で自分のことを語ってみる勇気だけだ。

次回は、実際によくある「失敗したブランディング」のパターンについて、お話ししたい。

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渡邊リシア
専門家

渡邊リシア(デザイナー)

STUDIO16 

漠然とした想いを、センスよく"見える形"に変える。実現までの流れや仕組みまで設計し、事業の成長を後押しする。名刺一枚から街づくりまで、境界を作らない。

渡邊リシアプロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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