神谷哲治プロのご紹介
都市部の副業人材と地方をつなぎ、地域企業の新たな価値創出を後押し(3/3)
副業・兼業人材と地域の企業をつなぐ橋渡し役としても活動を広げたい
神谷さんは、大手セレクトショップの販売員を経て、モバイル通信サービス会社に転職。物流部門で流通の仕組みを最適化するロジスティクスに携わる中、IT技術に精通し、基幹システム刷新ではプロジェクトのまとめ役を担いました。
元来、洋服が好きだったこともあり、再びアパレル業へ。オーダースーツブランドで生産管理や新規事業開発などに従事。転機は、提携する縫製工場のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を任されたことでした。
「納期短縮を目標に、ひと月ほど現地に滞在し、データ分析を進めていました。ところが、コロナの感染拡大により受注が大きく落ち込み、工場は廃業。もっとできることがあったのではないかと、残念でなりませんでした」
苦い経験を胸に、副業として地域企業を支援するように。2021年に「YOBOSHI(よぼし)」を設立しました。社名は、石川県・能登地方に伝わる「鳥帽子親(よぼしおや)制度」に由来。血縁のない人同士が、疑似的な親子関係を結び、農作業や冠婚葬祭の手伝いなどで助け合う風習です。
「企業の一員のつもりで、現場に深く入り込んで伴走したいという思いから名付けました。今後は人材のコーディネートにも力を入れ、都市部で働きながら自身のスキルを生かして地方に貢献する〝ふるさと副業・兼業〟を始めたい人と、地元に根差してがんばっている企業をつなぎます」
地域に眠っている資源を掘り起こし、新たな価値創造を目指す神谷さんの挑戦はこれからも続きます。
(取材年月:2023年4月)
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