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誰にでも確実にやってくるのが老化(エイジング)です。(18~19歳が美しさのピーク)また、近年では老化のスピードが速くなり、暦年齢(実年齢)と生活年齢(皮膚年齢)に大きなひらきが出てきます。
このエイジングは生き方、考え方、暮らし方、食生活、環境、セックス、乾燥、紫外線、汚れといった外界からの刺激も大きく関わってきます。
美脚を保つためにも知識は必要です。
また、肌は大人から子供になるにしたがって肌面積も増え、それに合わせて細胞の数も増加しますが、年を重ねる内に細胞のチカラは弱まり、その一部では死滅するものもあるため、徐々に肌老化が始まります。
・老化の原因
1、紫外線、寒冷、冷暖房による刺激
2、皮膚の働きをさまたげる合成化粧品の使用
3、偏った食事による皮膚の栄養不足
4、内蔵障害
5、ホルモン失調
6、ストレス
7、身体の過酸化脂質の増加(細胞の機能低下)
【肌を老化させる環境】
皮膚は外的環境によっても影響を受けています。
1、紫外線の影響
皮膚が長時間、日光にさらされると、表皮のマルピギー細胞が破壊されて、皮膚内の結合繊維の大部分を構成している可溶性コラーゲン(ソリプルコラーゲン)に変化が起こり、不溶性コラーゲンに変わるため、保水力や弾力を失い、衰える。
2、気温の変化による影響
気温が高いと、血液が体表面に集まり、体温調節の機能で冷やされやすい状態になるため、細胞の新陳代謝は活発になるが、気温が低いと血液が体温の放出をはばみ体内に集まるため毛細血管が委縮し不活発になるため、皮膚の栄養が不足していきます。
したがって寒い冬には、皮膚の栄養不足や細胞の疲れ、新陳代謝の低下などで肌が荒れる傾向が強くなります。
また、これから来る冬の脂肪分泌量は夏の約半分となるため、皮膚が極度の乾燥状態になります。
3、温度の変化
温度の変化も肌の滑らかさやうるおいに大きな関わりを持っています。
美しい肌を保つためには、一年を通して温度を平均して肌に必要な水分を一定に保つことが必要です。
4、冷暖房による影響
外界との温度差が激しいと皮膚の恒常性がくずれて血管が委縮して働きが鈍るため血液の流れが悪くなり新陳代謝が弱まり老化を早めます。
5、化粧品や外用物による影響
化粧料によっては皮脂線や汗腺の孔がふさがれて皮脂や汗の分泌作用が抑えられることがあるので通孔性のよいものを使用することが大切です。
6、睡眠不足と過労
皆さんもご存じことと存じます。表皮の細胞分裂は夜10時から深夜2時までがピークと言われています。
この時間に就寝すると、副交感神経が働いて血圧が下がり、さらに皮膚の血管が拡張して血流がよくなり、細胞分裂が盛んになり、皮膚に栄養と活力を与えると言われています。
7、過度の喫煙
タバコに含まれるニコチンが肺に入ると、血液の循環を悪くし、皮膚の毛細血管を収縮させるため、皮膚の栄養不足を起こすと言われています。
・肌の老化のプロセス
皮膚は、筋肉や細胞の土台となっている骨をコラーゲン(こうげん繊維)やエラスティン(弾力繊維)でしっかり結合することで、その形態を保っていますが、その結合繊維が年とともに変化し委縮するため、肌の弾力性が失われていきます。
また、栄養をつかさどるリンパ液の減少により表皮細胞が減少し、表皮と真皮の境にある乳頭層が次第に扁平化するとともに毛細血管の機能が衰え表皮への栄養補給がスムーズに行われなくなるため、皮膚に衰えが出てくると考えられます。
多数のアミノ酸の結合で出来ているコラーゲン線維が水分を引き付けることで皮膚に張りを持たせ若々しさを保させていますが、色々な原因で分子が巨大化してくると、アミノ酸が水に溶けなくなり、コラーゲン線維が硬化して更に委縮します。
そのような様々な原因が重なると皮膚は次第に張りを失い、滑らかさや若々しさから、老化の目立つ肌に変化します。
したがって、皮膚は、可溶性コラーゲンが多いほど美しい肌を保てますが、20歳を過ぎるころからコラーゲンが硬化し始めで老化の前ぶれが出てきます。
【肌老化のメカニズム】
加齢ともに新陳代謝が鈍り、保湿力が衰える。
↓
角質がはがれ落ちるまでの期間が長くなり、くすみが出てくる。
↓
皮膚に弾力を与えている支持組織の繊維が硬くなる
↓
真皮の皮下脂肪が減少し、クッションの役割をしなくなる。
↓
筋肉組織も衰え、皮膚全体がゆるむ。
(老化のした肌の状態)
1、うるおい、なめらかさがない(乾燥状態)
2、はり、弾力を失いたるみが出る。
3、シワが目立つ
4、くすみが目立つ
【肌老化を食い止める対策】
肌の水分保持機能をサポートするケアを心がける
良質なたんぱく質、ビタミンABCE群、カルシウムを摂取する
便秘をしない
疲労を避け、ゆったりとした気分を心がける
乾燥するからといって油で保護しない(油膜で抑え込むと皮膚はますます乾燥する)
マッサージ
ウォーキングで、筋肉組織の活性化
日焼けをしないよう心がける
遠赤外線をあびる
専門医に相談
エステに通う
界面活性剤の入っていない化粧品でお手入れ
ホルモン系の入ったクリームを使って肌を甘やかさない
抗ヒスタミン・抗生物質の入ったものを避ける
睡眠不足や過労をしない
喫煙を控える
SOD食品を摂る
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