あなたが一番無駄に過ごしたと感じる時は何をしてしまった時でしょう?
以前、書いたものです。良かったらご参考までに
足と靴と歩行の重要な関連性
The leg, the shoes and the important relation of the walking
サロン・ド・コンソラーレ
Salon de consolare
代表 飛鳥田 由理
The representative Yuri Asukata
連絡先:飛鳥田由理〒243-0807神奈川県厚木市金田424
TEL046-295-0621 FAX046-295-0655
E-mail consolare.net@consolare.net
Keyword:足(leg),靴(shoes),歩行(walking)
要旨
「足」と「靴」と「歩行」の関連性を改めて知り、QOLをあげる事が目的です。
緒言
毎日の生活をもっと快適にしてくれる、元気な「足」を手に入れる。そのためには、足とは切っても切れない関係の「靴」と「歩き方」の問題をトータルで考える事が必要です。
たとえば、健康の為、頑張って歩いても、靴が合っていなければ、良い歩き方は出来ず、逆に足を痛めてしまうこともある。また、足にぴったりの靴を見つけても、歩き方や足に問題があれば、せっかくの靴も効果を発揮できにくい。
自分の足の問題をよく把握して、きちんとサポートしてくれる靴を選び、正しい歩き方でしっかり歩く。この「足」「靴」「歩行」の重要な関連性がしっかりと繋がっていれば、足が改善され、足が変われば歩くことが楽しくなる。更に、楽しくなれば歩きたくなって、身体も心も元気になっていく。「歩く事は、人間が生きていくうえで最大の知恵」である。
対象と方法と結果
足のトラブルの大半は、誤った靴選びと、それによって引き起こされる原因の一つとされる歩き癖にあります。私は、お客様にアドバイスをさせていただく時に、足の裏の問題点と歩行による癖を見極める為に、フットプリントをとります。フットプリントによって、お客様の足の状態がよくわかり、より深いカウンセリングが行えます。
フットプリントに足を触診しながら、チェックし、書き込み、説明します。
健康的な足は、3点アーチがしっかりと形成されてタコや、イボ、皮膚疾患、魚の目や厚い角質が出来ておらず、足裏には弾力があり、暖かく、ふくらはぎはむくみや冷えを感じる事が無いです。他にも色や趾が開いているか、足の強さ(ボールジョイントをつかんだ時の反発力)、MP関節の位置、ボールジョイントを両側から手でつかむと・・・足が開くか?趾が下を向くか?外反母趾の状態を確認します。
そして、「素足」でしばらく歩行をしてもらい、分析します。正しい歩き方のポイントはヒールコンタクトと言って、かかとをしっかり使って歩いているか?そして、トゥーコンタクト、重心は常に真ん中を意識しているか?トゥーアウト、趾を使えているかどうか、趾が旨く使えていない問う事は、母指球から、小指球までの横のアーチが出来ておらず、開張足といって、扇状に足が開く事を言います。アーチが無い為、体に来る負担を抱えきれずに、衝撃を和らげるために、真ん中に、タコ、横アーチが無い為、趾が上に上がってしまい浮き指の原因に、歩き方にも支障が出て、不安定に、先の細い靴に母趾、小趾があたる。膝、腰に負担がかかり、外反母趾の助長にも繋がります。そして、趾の使い方が偏っていないか確認します。
ここで一番大事なのは、普段の状態で裸足でどれだけきちんと歩けているかを確認する事がとても重要なのです。
歩き方を指導して、1日講座でその日はきれいに歩けたと喜ばれても、すぐに戻ってしまう事があります。それは、それほど生きてきた年月で知らず知らず付けてきた歩き癖と言うものがあるからです。歩き癖は大変手ごわいです。
通常、人間は二本足の状態で歩行をしています。しかし、二本足と言うのは、お箸と一緒でそのまま立てると立てません。歩行としている場合は、片足で立っている状態が実は長く、次に進む足の向きによって長年の歩き癖として体に悪影響を及ぼすのです。きちんとした歩き方をされている方は大変少ないです。さらに左足と右足と全く別の動きをなしています。
足はとても大事です。足の裏だけで28個(小指の骨を数える)両足で56個全身の骨206個で出来ています。4分の1は足裏の骨で、3点アーチをなしています。
置き換えますと「カメラの3脚になって、その上に2本の箸をささえ」、そこに骨盤、脊柱と支える大事な場所です。
絶妙なバランスで、身体を支えています。しかし、大半の方は、足が路面が悪くなり、衝撃を受けたり、車社会で歩く回数が少なくなり、身長が伸びて、弱い足に大きな身体を支えないといけなくなりました。置き換えますと「地盤が悪い土地に、超高層ビルを建てているものと同じ」です。
そして、その足の下にある体を支える道具として「靴」があります。しかし、靴を買う理由の一つとして、好みの靴、流行の靴であったり、気に入ったら、店員さんに頼んで「自己申告のサイズで」「試足」する。足が入ったら良いということで購入する。何となく大丈夫そうだったら購入する。しかし、結果は後で履いて歩いた時に判明して自分の足に合っていない靴の選び方をされている方がほとんどです。
オーダーメイドもありますが、既製品を提供する事がほとんどで、両足の足長と足囲をしっかり図り、購入されていく事は難しいです。
ほとんどの方が、足の足長が違う、足囲が違うと言った状態です。
それに対し、左右、足長も足囲もそれぞれあった靴を提供してくれるお店はオーダーメイド以外ありません。
その、左右のずれに少しずつ蓄えた問題点を一般の方は抱える事になります。
その、左右のずれに対して、なるべく同じように近づける為、私は、DSISソルボを使用して、一人一人に合ったインソールをしています。
「シューズセラピー」としてさせてもらっています。
靴の選び方の徹底指導と、一人一人に合ったインソールの提供と足にある問題点に対して、根本的なものを紐解いていき、歩き癖にしっかりと向き合う事によって、日常の歩行でも、大変身体に良い作用をすることが可能になります。
足の問題だけをリクレクソロジーやふくらはぎのポンプ作用としてのミルキングアクションの正常化を促しても、それだけでは靴や歩行で状態を悪くしてしまう可能性もありますし、ウォーキングレッスンといって、歩き方だけを改善した所でも、普段はいている靴が粗悪でしたり、外反母趾やしなやかな筋肉はなく老廃物だらけの足の裏でしたら、せっかくの歩行を台無しにしますし、靴の選び方からインソールを施しだだけでも、足の問題を残したままや歩き癖が改善していない場合は、せっかくのインソールも効果を発揮する事が出来ません。
考察
ゴルフに置き換えますと、「足」が身体、「靴」を道具、「歩き方」をスイングとして考えて見ます。
健康のためにゴルフを始めました。しかし、体調を崩してしまった。
まず考えられるのが、ゴルフをすぐ出来る身体ではなかった。クラブなどの道具が粗悪な物であった、自分の体に合っていない物であった、スイングの基礎をしっかり学ばずに我流でスイングを続けてしまった為、肩や腰などに負担が来てしまった。などです。
結語
すべて、「足」と「靴」と「歩行」とトータルフットケアをして、「人間が本来持っている健康になる力」を引き出すことが出来ると私は確信しております。