本日、DLMO手術、外反母趾の骨切り日帰り手術を受けた婦人を電車でお声をかけてお話を伺いました。
テレビ朝日系列で毎週火曜夜8時から放送されている「たけしの健康エンターティンメント みんなの家庭の医学」を知人から聞いて急遽放送されているものを拝見させていただきました。
今回出演されている先生は高田馬場病院 整形外科の 町田英一先生でした。
町田先生は靴医学会で論文を発表され、外反母趾の研究を積極的に執筆・公開してくださる足のスペシャリストで有名な先生です。
≪かくれ扁平足とは?≫
土ふまずは穏やかなアーチを描いていますが、歩行の際に土ふまずが落ちて、扁平足になってしまう方の足の事を指しています。
足にアーチを作って体重の負担を減らしてくれますが、偏平足ですと全部足に負担がかかって、ふくらはぎや膝、足裏が痛くなります。
≪かくれ偏平足を起こす足のアーチが崩れる原因は【足(後脛骨筋)の筋力低下】≫
土ふまずのアーチを作っているのは、脛骨(けいこつ)の後ろから始まっている【後脛骨筋(こうけいこっきん)】と呼ばれる筋肉
かくれ扁平足の重要さで一つの番組になっていたので、後脛骨筋の大事さを補足すると、後脛骨筋は深層筋肉の一つで、他に長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)と、長趾屈筋(ちょうしくっきん)と一緒に深層筋肉として、大小2本の骨の中に、筋膜に覆われてます。重要な筋肉で、隣接して、神経・リンパ管・静脈・動脈をはさんでいます。
主に後脛骨筋の筋肉の動きが重要で、後脛骨筋を動かすことで、神経・リンパ・血液の循環が促されます。
それによって、冷え・むくみ・基礎代謝の向上・血液循環促進が期待されます。
扁平足は実に健康に負担をかける本当にもったいない状況です。
≪かくれ扁平足になる 間違った靴の履き方≫
例)H.Uさん(46歳女性)
営業部に勤務
20年ハイヒールを履いていたためか足が痛む事が増えた
足の痛み対策としてH,Uさんが行ったのは、
1、運動靴など、脚に負担のかからない靴に変える
2、幅の広い運動靴を履き、なるべく足に締め付けないように紐靴を緩めに結ぶ
3、なるべくサンダルを履く
間違った靴の履き方をしていたため、彼女は変形性膝関節症になってしまったのですが、
1、は良いとしても、20年間ハイヒールを履いていたので、土ふまずを持ち上げていた後脛骨筋が衰えてしまった。歩くたびにアーチが崩れる「かくれ扁平足」になっていた。
2、の幅の広い運動靴を履き、なるべく足を締め付けないように靴ひもを緩めに結ぶですが、やっている方がとても多いです。
以前、トークイベントでも靴の結び方をさせていただきました。
靴ひもを緩く履いて脱ぐのを楽にすると言う事が多いです。
足の甲は、ウエストラインといって、女性のウエストと一緒で、絞っても苦でもないところです。しっかり紐靴で縛ってあげる事が重要です。ゆるいとそれだけ靴がぶらぶらとして、靴をひきづって歩く歩き癖ができます。ひきづり歩きといいます。
さらに、靴のひもをしっかり結ぶことで、靴がより自分の足にフィットして、安定されます。
3、もやりがちですね。膝を痛める原因になります。
ながら体操をテレビでもしていましたが、普段歩く際に踏み込む時につま先を上に引き上げて歩く癖で「かくれ扁平足」を防ぐ後脛骨筋はしっかり筋肉を使う事が出来て、内アーチの形成(土ふまずがしっかりある状態)に近づけることができます。
ながら体操かなり簡単で、ためになりますが、普段の歩き方でもつま先を上に引き上げて歩くことでも使うことが可能ですので、是非お試しください。
町田先生のお話をテレビで見る事が出来て、光栄でした。素敵な内容の番組を放送してくださり、ありがとうございました。
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