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コラム
弔辞に関する正しい知識を教えてください
2012年8月10日
弔辞は故人様に捧げるお別れの言葉です。
また、故人様への最後の手紙としての意味も含まれますので、弔辞を
依頼されたら特別の事情がない限り、引き受けるのがマナーだと思います。
【弔辞の書き方の作法】
弔辞は、喪家に長く保存されるものですので、文面は良く検討した上で、
自筆で丁寧に書きます。正式には、毛筆で巻紙か奉書紙に書きますが、
市販の弔辞用紙をご利用されても良いでしょう。
巻紙の場合は、端から10センチほどの余白を設け、天地の中央に「弔辞」と
二文字を書き、行を改めて本文に移ります。最後に、日付・肩書き・氏名を
書き、10センチほど余白をとって切り離すと良いでしょう。
奉書紙や弔辞用紙は、文字の大きさなどを調節して書きます。一般的には
1枚ですが、数枚に渡っても問題ないと思われます。
【弔辞の包み方の作法】
巻紙は、文末から約10センチ幅で巻き折りします。これを奉書紙で包み、
中の弔辞が折れないように注意して、奉書紙の上下を裏側に折り込み
ましょう(上包み)。表には弔辞と書きます。
奉書紙や弔辞用紙は、文章の部分を内側にして縦に三つ折りにします。
その後は巻紙と同様の手順で包み、表書きします。
【弔辞の捧げ方】
司会者に指名されたら、祭壇に進み僧侶、ご遺族、ご遺影に一礼します。
その後、弔辞の上包みを開き、右手で弔辞を取り出します。
上包みは卓上に置くか上着のポケット、或いは左手で持ちます。
続けて、弔辞をゆっくり広げて、目の高さに捧げ持ち、ゆっくりとはっきり
した声で読み上げます。
読み終わったら、弔辞を元通りに畳んでから上包みをして、表書きを霊前に
に向けて卓上に置きます。最後にご遺影に一礼して、僧侶、ご遺族にも
一礼して席に戻ります。
① 僧侶とご遺族に一礼します。
② 長治の上包みを開き、右手で弔辞を取り出します
③ 弔辞をゆっくり広げます
④ はっきりとした声で読み上げます
⑤ 終わったら弔辞を畳んでから上包みをして、表書きを霊前に向けて卓上に置きます
⑥ 僧侶とご遺族に一礼し、席に戻ります
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