葬儀後の挨拶回り 【故人様の勤務先への挨拶】

勝山宏則

勝山宏則

テーマ:マナー

前回(1/4)は【② 葬儀委員長への挨拶】についてご説明と例文を記載致しましたが、

今回は【③ 故人の勤務先への挨拶】についてご説明させていただきます。


葬儀後、1週間前後の間をおいてから、故人様の直属の上司や同僚、お得意様など

お礼に出向くと良いでしょう。


● お得意様への挨拶

得意先への挨拶では、お礼に続きこれまで通りの愛顧などをお願いします。


【サンプル文例①】

 先日は〇〇〇〇の葬儀にご会葬いただきまして、誠にありがとうございました。

お陰様で葬儀を無事執り行うことができました。△△様には、当店の大切な

お得意様でありながら、このたびは世話役をお願い申し上げまして、本当に恐縮

しております。主人に代わりまして、あらためて心よりお礼申し上げます。

 夫亡き後も、倍旧のご愛顧をお願い申し上げます。


● 上司への挨拶

挨拶は上司、同僚、部下という順序で個別に行うことが多いようです。

生前にお世話になったことは勿論のこと、葬儀を手伝っていただいたり、

参列していただいたことへのお礼もきちんと述べるようにします。

そしてこの時に、今後の支援もお願いしましょう。


【サンプル文例①】

 このたびは、ご多忙にもかかわらず、亡夫の葬儀では大変お世話になりました。

心からお礼を申し上げます。

 特に〇〇部長をはじめ、◇◇部の皆様のお力添えには、主人もさぞかし感謝

していることと存じます。

 今後ともご支援くださいますよう、あらためてここにお願い申し上げます。

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勝山宏則
専門家

勝山宏則(葬祭ディレクター)

大成祭典株式会社

80年以上に渡り、冠婚葬祭を取り扱ってきた葬儀社「大成祭典」。ご遺族に寄り添った葬儀施行、徹底した社員教育によって高い顧客満足度を実現する。

勝山宏則プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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