【厚労省】「介護離職ゼロのために!」サイト紹介
☆今回は、
厚生労働省「こころの耳」サイトより、
「15分でわかる はじめての交流分析」
ページを紹介させていただきます。
<サイト紹介>
■「こころの耳」 トップページ
■15分でわかる 初めての交流分析(eラーニング)
■15分でわかる 初めての交流分析(PDF版)
<交流分析サイトの 「一部」抜粋>
職場などにおいては、自分と他人との
交流 パターン(人間関係)に着目することで、
人 間関係の改善や自律的な生き方・自己実現
に役立ちます。
今回は、他者との関わり(ス トローク)を
中心に学んでいきましょう。
◆.人間の心を育てるストローク
赤ちゃんは生まれた時から親や周囲の人に
よって、抱っこされ、ほおずりされて育ちます。
「かわいいね」と声を掛けられ、
笑顔を向けられ、 たくさんの愛情あふれる
関わりを受けます。
そこから、「私はOK、あなたもOK」という
人生の基 本的な構え方を体感的に身につけて
いきます。
OKとは、「自分はここに存在していい」という
自尊感情の原点であり、
「私は明日に向かって生 きていける」という
自信の基になるものです。
こ のような関わりを「ストローク」といいます。
◆.ストロークは相手の存在を認めるメッセージ
肌の触れ合いやほほ笑み、愛情ある関わりなど、
ストロークは
「あなたという存在を認めているよ」という
存在認知のメッセージです。
自分という人間(人格)を形成するための
心の栄養素でも あります。
人は生まれた時から死ぬまで、
「心の栄養」であるストロークを求めます。
抱っこのような肌 の触れ合いを通しての
身体的ストロークに始ま り、成長するにつれ、
ほほ笑みや気づかう態度 などの
精神的なストロークが増えます。
一方、「それをしては、ダメ」の叱責も、
存在 認知のひとつです。
◆.心(自我状態)の成り立ち
エリック・バーンは普段は社会的地位のある
冷 静なクライアントが、ギャンブルに没頭
すると人が変わったように行動する様子など
から、人 の心の成り立ちを三層構造で表し、
「自我状態」 と呼びました。
親(P ペアレント)、
大人(A アダルト)、
子ども(C チャイルド) の三層です。
◆.自我状態のあらわれ方の違いが個性になる
人の個性は、外から見てそれとわかる違いが
あります。いつも自分や他人に厳しい人、
人に温 かく世話焼きな人、厳しい状況でも
冷静さを失 わない人、いつも明るく快活な人、
素直でおと なしい人。
その違いは自我状態のはたらきの違いに
よるも のです。
5つの自我状態のはたらきの強い・弱い は、
これまで親や周囲からどのように関わられ、
どう受け止めてきたのか、
人からひとへの関わ り(ストローク)の
違いです。
個性を形作っているのは、
こうしたこれまでの 自分の心のはたらき方
によるものです。
◆.心が快になる肯定的ストローク
ストロークにもさまざまな種類があります。
褒められたり、労われたり、笑顔で
あいさつされたり… 心が快になるのが、
「肯定的ストローク」です。
その中で、「あの難しい契約をまとめあげるとは、
〇〇さんはよくやった」など、
相手の行為や 行動に対してのストロークを
条件付きストロークと言い、相手は
「次も頑張ろう」というモチベーションを助長
します。
反面、伝え方を間違うと「難しい契約をまとめ
られなければ、〇〇さんは ダメだ」と
逆のメッセージと受け取られて、
相手を追い込んでしまうこともあります。
人が求めているのは、「あなたのことが好き」、
「君はうちのチームになくてはならない存在」
など、相手の存在に対して送られる
無条件の肯定的ストロークです。
人は無条件の肯定的ストロークを受けることに
よって自尊感情が高まり、
前向きに生きていける という自信を得ます。
◆.ストロークの感じ方が、人生の構え方・生き方
を決めてい く
私たちは乳幼児期から現在にいたるまで、
周囲の ストロークを受けて、心の状態である
自我状態を 育ててきました。
自我状態の原型は学童期ごろにできあがり
ますが、その後も発達を続けています。
ストロークの受け取り方の積み重ねから、
私たち は人生の構え方、生き方、人生観にも
大きな影響 を受けます。
人間関係の中で劣等感が強くなった り、
独善的になったり、自閉的になりやすく
なっ たりするのもその影響と言えるでしょう。
ストロークの受け方、感じ方によって、
人生観や 生き方も決まっていきます。
◆.ストロークの出し方を変えれば、
生き方が変わる、人生が 変わる
自分がどのような人間関係を築きたいのか、
人生をどう描きたいのかは、
自ら選択できるもので す。
また、自分のストロークの授受の方法を
意識すれば人間関係も変えることができます。
「あなたを信頼している」「君ならできるよ」
など、無条件肯定的ストロークで相手の存在
を しっかり認めましょう。
否定的ストロークも、
「同じミスはくり返さないよう、気をつけて」
など、相手の行為・行動に対する条件付けを
明確にした上で教育的に伝えるように
心がけましょう。
ストロークの送り方を変えていくことで、
周囲からも同様のストロークが増えるでしょう。
職場 でも家庭でも、「私もあなたもOK」という
健全で協調的な相互信頼の関係が
築かれることで 自己実現を可能にしていきます。
人生を自分のありたい方向に舵を切ることが
できるのは、自分自身です
◆.交流分析の哲学
I am OK, You are OK
1. 人は誰でもOKであり、
誰もが考える力を持っています。
2. 過去と他人は変わらない。
変わるのは、現在と将来の自分だけです。
3. 自分の運命は自分自身が決め、
そしてその決 定を変えることができます。
※上記はほんの一部分の抜粋です。
ぜひ全文をご確認ください。
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