職人行政書士への道(渉外業務の)第4回「どういう姿勢で取り組んでいるのか?」
職人行政書士への道(渉外業務の)第22回
渉外業務の仕事を受託できたキッカケ(1)2015.6.10
このコラムは、当初より24回は続けよう、と考えて始めました。
残り3回にて終了しますので、私自身が、どうして渉外業務を志したのか?
を書こうと思います。
城南信用金庫に勤めていた頃、とある場所で、
資格の受験予備校が発行しているパンフレットに行政書士の業務紹介が書かれていて、読みました。
東京都行政書士会のN先生とY先生が取り上げられていました。
当時、「へぇ、こういう仕事をしている人がいるんだ」と思った記憶があります。
その後、行政書士として開業したときに、それを覚えていたから。
開業当初は、建設業の許可関連の仕事から始めましたが、
そのうち、渉外業務もやってみたいな、と思い、一人で勉強をはじめ、専門業務の勉強会にも出席するようにしました。
そして、平成10年(1998年)のゴールデンウィーク頃に、広告を出稿したのが始まりです。
未経験の業務については、常に不安が付き纏います。
現在も、未経験のケースは、不安になります。
平成10年当時、渉外業務の仕事を受託する当てもありませんでした。
渉外業務に参入する行政書士で、前職において、外国人と接する仕事をしていた人は、
ネットワークがあるため、仕事の受託に有利で、そうではない人は苦戦します
(たぶん、今も同様だと思います)。
私は後者であったので、広告を掲載してみよう、と思いました。
当時は、ほとんどの人達にとってインターネットは生活の一部、ではなく、
個人事業主がホームページを開設するには敷居が高かったですし、検索サイトの技術も良くない時代と記憶しています。
ですので、当時の行政書士の受任経路や営業方法は、紹介が王道で、DMの発送、電話営業、飛込訪問、
タウンページ等の紙誌への広告掲載が主で、人によってはセミナーや研修会の講師をして依頼人をみつける、
他にも、コンサルタントと手続業務を融合している人もいました。
紹介の場合、ネットワークを作るのは、けっこう時間がかかりますし、
そもそも外国人とは、どのようにしてネットワークを作ったら良いのか、わかりませんでした。
尚、ホームページやブログですが、その数年後から普及した記憶があります。
ちなみに、DMの発送すら、行政書士の品位をけがす、と考えている人がいた時代でした。
渉外業務 職人行政書士への道 のコラムを読む
http://mbp-japan.com/orimoto/column/?jid=1302291