令和8年に向けて‐年齢・学年なり、そしてその子なりの、読むべきもの、教え方があります

小田原漂情

小田原漂情

テーマ:国語

 前回の記事で、小学校低学年のお子さんたちには、まず「文章を読んでわくわくすること」を知ってもらうことが大事だとお話ししました。国語で文章を読む力、算数、社会、理科など他教科全般で題意を読みとり、全体を深く学ぶ力のいずれにも、文章そのものに関心を持ち、その内容を正しく理解する力が必要だからです。そのためには最初の入り口であるこの段階で、「文章を読むことが楽しい」という経験を持つことが重要ですから、「文章を読んでわくわくすること」に尽きるとお話ししたのです。

 もちろん、学習としては、わくわくすることで終わりではありません。それはスタートです。わくわくする、楽しく学びに向かい、入っていくのは大変重要なことですが、それだけでは真の国語の力はつきません。言問学舎の現小学1年生の場合、先日から「感想文」を書くことにも取り組み始めています。夏期講習の時から絵日記で文章の書き方は教えていますが、そろそろ「読んだ文章について、自分の考えを書く」ことに挑戦してもらおうと考えての取り組みでありました。

 2年生~4年生くらいではじめて言問学舎に来て、「文章が書けない」と思いこんでいる子には、私の口から出て来る文を5、6行書かせ、さあ、あと3行が4行書いてごらん、という手法をとることもありますが、すでに半年近く言問学舎で国語を勉強しているその子は、私が思っているのとはまったく異なる「その子自身の、独自の視点」で、疑問に思ったことを書いてくれました。そして「自力」で書いた行数は6行でしたが、そのすべてを自分の考えから、自分の言葉で綴り出した、非常に価値のある6行でした。

 表題の通り、子どもたちにはその年齢、その学年に応じた、「今読ませるべき文章」があります。たとえば小学3年生なら『100万回生きたねこ』、4年生なら『ごんぎつね』が、前者は「なぜ白いねこを見送った『100万回生きたねこ』は、二度と生き返らなかったのか』、後者では「兵十とごんがわかり合うために、何が足りなかったのか」など、その年齢だったら気づいてほしいことに気づけるか、という、子どもの理解度をはかるポイントがあります。さらに言えば一人一人の子の「その時」に応じて、必要なもの、差し出すべきものにまで、ちがいがあります。そうしたことを熟知しており、一人一人の子の反応を見ながら適切な導き方ができるからこそ、言問学舎では「真の国語」の力を身につけてもらうことができるのです。

 もちろん小学5年生、6年生、中学1年生、2年生、3年生、さらには高校1年生、2年生、3年生と、それぞれの学年、個々の生徒に合わせて、必然かつ最適の内容を提供しつづけます。言問学舎オリジナルの国語教科書『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』を骨格として用いながら(中・高生は適宜)、生徒一人一人の個性、状況、目標に合わせて、綿密に指導致します。

桐ケ谷氷川神社

 新年1月4日より、以下の通り新年度入塾説明会を開催致します。

<お正月新年度入塾説明会>令和8年より原則予約制とさせていただきます

1月4日(日)11:00~ ※2組まで

1月6日(火)16:30~ ※2組まで

1月8日(木)14:00~ ※3組まで

所要時間は各回とも50分程度の予定です。原則として、1回2組または3組までの予約制となります。お問い合わせフォームもくしは電話でご予約下さい。時間が合わない方は、8日以降の平日に対応致しますので、メール・電話でご相談下さい。 


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[[言問学舎の良さがひと目でわかるランディングページ
https://kotogaku-lp.com/]]

[[言問学舎の「真の国語」を、動画でわかりやすく解説しています!
https://www.youtube.com/watch?v=H5M3zCbT1SU]]

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http://www.kokugoryoku.com]]

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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

<真の国語>とは?正解を見つける力ではなく、文章の本質を読みとり、自分の身に引きつけて、生きた考えを組み立てられる力のことです。それをすべての生徒が「わかる」ように、かつ「楽しく」指導します。

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