2020年代の国語‐正答を見つける力について

小田原漂情

小田原漂情

テーマ:国語

 2020年初頭から感染が広がった新型コロナウイルスで20年代ははじまりましたが、気がつくと、来年はもう2025年、すでに半ばとなるところです。

 20「00」年代の「ゆとり教育」の時代から学力重視の「10」年代、特にその後半のアクティブラーニングがもてはやされた時期を過ぎ、今は「探究学習」がキーワードのごとき時代となっています。

 高校や中学で、タブレット等を用いた「調べ学習」と、「自分たちで意見を出し合ってまとめる」形の授業が多くなっていることは仄聞していましたが、近年やはり、小学校中・低学年でも、「みんなで意見を出し合う」形態の授業が多くなっているらしいということを感じます。

 それは、今年の小学3年生の子たちが、「読んで考える」ことについては大変活発で、子どもたち同士考えを述べ合っていることからうかがわれます。それ自体は困ったことではないのですが、別の面で困ったことがあります。テスト問題の解き方のような、複数の選択肢から正答を見つけたり、文中から問いに該当する言葉を抜き出すというような問題が、てんで苦手なのです。

 もちろん言問学舎は、文章の本質を読みとる「真の国語」の力を育てることを最大の命題としておりますが、国語において他に例のない力を持つ「学習塾」ですから、「問い」に対する答えを見出す力をつけさせ、入試などで高い点数を取れるようにすることも当然の使命であって、これを看過することはできません。そもそも、あまりに「正答を見つける力」が弱ければ、「真の国語」の力を身につけることもできません。

 従って、しばらく3年生諸君には、「正答を見つける力をつけさせる」訓練の授業をつづけました。はじめは一人の子に、それが苦手なのではないかという心配が生まれたため、そのタイプの授業を二週つづけたのです。ところがその過程で、4人いる子たちのほぼ全員に、同じ傾向が見られたため、さらに二週、同じ方向性の授業を継続しました。その上で、先述の見解に至って、今日こうしてご報告をしているわけなのです。

 指導要領を含め、国や学校の教育の流れが大きく変わる時、戸惑い、漂流するのは子どもたちです。その子どもたち一人一人を、それぞれに合った導き方で、大きく、正しく育てるのが言問学舎の真骨頂です。「正答を見つける力」もしっかりと身につけさせつつ、「真の国語」‐文章の本質を読みとる力をはぐくみ、それによって全教科の学力を向上させ、子どもたちに大きな夢をかなえさせます。

 今週末、16日土曜日以降の冬期講習説明会の日程は以下の通りです。多くの方のご来訪をお待ち致しております。
 
◇冬期講習説明会 日程
           
11月9日(土)    9時50分~

11月16日(土)   9時50分~

11月23日(土・祝)9時50分~ / 13時00分~ / 17時40分~

11月30日(土)  10時45分~ / 17時40分~

※所要時間は各回とも50分程度の予定です。また予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。時間が合わない方は、前後の平日に対応致しますので、メール・電話でご相談下さい。



国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be]]

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http://www.kokugoryoku.com]]

 

・ひきつつぎ感染防止対策継続中のため、ご来塾時は入り口で手指消毒にご協力下さいますようお願い申し上げます(非接触式の消毒器具があります)。教室の机・椅子等は毎日アルコール消毒を実施しております。次回入塾説明会は11月16日(土)9時50分からです。

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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

小田原漂情プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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