『山月記』読解の最重要ポイントは?ここだけきっちり押さえましょう!
令和7年大学入学共通テストでは、「情報」が新設されることが目立って報道されていますが、各科の内容にも改変があります。そのうち国語の改変内容と対策について、お話し致します。
国語では、センター試験以来ずっと大問4問だったものが、現代文(小説)の第2問の次に第3問が新設され、全部で大問5問となります。従来は4つの大問ひとつずつが50点満点でしたが、令和7年からは45点✕4=180点となり、これで浮いた20点が、第3問に当てられます。
いっぽう試験時間は、これまでの80分が90分に延長されます。つまり、新設の第3問は、点数で20点、時間にして10分(増えた時間)ぶんの「負担増(受験者にとっての)」になるものと言えますが、「では増えた10分間で20点分の第3問を解けばいいのか」と言えば、そうではありません。すでに発表されている「試作問題」でも、模試においても、複数のグラフや資料が出題されており、その内容を正確に読みとった上で、グラフ・資料に添えられた文章や小問の選択肢の表現を吟味して、正答を選ぶ必要があるのです。現役で国語を教えている教員である友人からも感触を聞いていますが、「簡単に10分で解けるような問題ではないし、他の大問が時間を削り出せるほど分量が減っているわけでも、易化しているわけでもない」のが実情です。
この「第3問」対策としては、グラフや資料の読みとりの訓練はもちろん必要ですが、それだけでなく、読みとった内容の言葉でのあらわし方やその「ずれ方(ずらし方)」をも知る必要があります。つまり第3問を素早く正確に解く訓練が重要になるでしょう。
また、それでもこの第3問を解くのに10分では無理があり、おそらく15分近くはかかるものとみておく必要があります。すなわち従来以上に、他の大問で早く正確に解くことのできる問題を増やし、「5分間」を第1問、第2問、第4問、第5問の4問を解く時間の中から生み出さなければならないのです。
言問学舎の夏期講習2024では、まずこの「第3問の解き方」をわかりやすく教えた上で、終盤には一度「全5問90分解答に挑戦!」の機会を作る計画です。近日中に試作問題の第3問を解き、具体的な報告も致します。かねて言問学舎では、旧第4問(漢文)15分、第1問、第2問で35分、旧第3問(古文)25分の計75分で大問4問を解き切る指導を重ねて来ました。この配分で考えるなら、旧第4問、旧第3問で1分ずつ、第1問、第2問あわせたところで3分、つごう5分の時間短縮の目算が立ちます。
実際に1つの大問で1分を削るのは、じつは大変なことです。それを成し遂げるためには、基礎的な事項はより早く、より以上に、万全なものにしておく必要があります。夏期講習で「第3問」を中心に共通テストの国語の改変に対応できる道すじを示しますので、大学受験を国語で成功させたい方は、ぜひお早めに言問学舎にご相談下さい。
◇2024言問学舎夏期講習説明会〈6月分日程〉
・6月22日(土) 09時50分~/13時00分~/17時45分~
・6月29日(土) 09時50分~/13時00分~/17時45分~
※各回とも所要時間は50分程度の予定です。また予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。ほか、土曜日のご都合がつかない方は、事前予約制で平日に個別相談を設定致します。
ご不明な点などありましたら、メールまたは電話で、お気軽に言問学舎舎主・小田原漂情までおたずね下さい。お待ち致しております。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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