高校生の現代文テスト対策『羅生門』完結篇を掲載しました!~<国語力.com>
令和6年能登半島地震でお亡くなりになった方々を衷心よりお悔やみ申し上げます。また被災された方々にお見舞いを申し上げ、少しでも早く生活が旧に復するよう祈念致します。
昨年刊行した言問学舎『スーパー読解「舞姫」』は、当初よりその内容(刊行前)の学習をした受験生の実績(理系受験生が共通テスト初年度の国語で158/200など)をふまえ、「この本できちんと『舞姫』を読み込めば、評論文の読解力も向上する」ということを、特色の一つとしております。
今回の冬期講習の高校2年生の授業で、さっそくその真価が発揮されました!
その効果を実証してくれたのは、都内の中堅私立高に通う男子生徒です。高校2年次は理系に属しており、国語は「論理国語」の履修のみで、学校での古文は1年次に習っただけでした。しかし中学の頃から国語は得意な方で、学校の成績も良好でしたから、『スーパー読解「舞姫」』を塾の国語の授業でやってみるか、と打診したところ、「やります」と答えてくれたのです。昨年の夏休み前のことでした。
さすがに『舞姫』原文の読解は難しいようでしたが、「現代語訳主体で考えていいよ」と指示したところ(先述の、理系で共通テスト158点の受験生が原型のスーパー読解シートで勉強した時、高3生は原文主体でしたが、高2生は現代語訳主体で同じように取り組みました)、次第に『舞姫』の世界に引き込まれて行ったようで、結局2学期いっぱい、『スーパー読解「舞姫」』に取り組んで、最後は200字×20枚の感想文を書き上げたのでした。完成したのは冬期講習中盤の12月29日のことです。令和の高校2年生が鷗外の『舞姫』とがっぷり四つに取り組んだ、なかなかの力作となりました(長く時間がかかったようですが、週1コマの授業内での学習であり、かつ途中で中間・期末対策の回をはさんだためでもあります。自宅で集中すれば、1か月以内で同程度の学習をすることは十分可能です)。
さて、本稿の本題ですが、そんな「真の国語」の勉強をした高校2年生が、冬期講習最終盤に、初めて大学受験現代文の問題集「ターゲット現代文」中堅私大編に挑戦しました。結果は評論文ひとつが満点、もうひとつが1問ミスというもので、ミスについても、受験国語のテクニックを知る前の高2生ではやむを得ないかな、と考えられるものでした。用いられていた文章は、そもそも日大、成城大で入試に出題された文章です。この生徒に、それまでもちろんそのような入試問題レベルのものを解かせたことはありません。
しかし、読んだことのない、やや難解な『舞姫』を読み、スーパー読解シートの問いかけと格闘した経験は、文章を深く、じっくり読み、設問と本文とを照らし合わせて正解を導き出す思考力と判断力とを、しっかり彼の身にまとわせていたようです。春期講習では早めに共通テストの問題に挑んでいくことができ、もちろんまだまだこれからではありますが、言問学舎が提唱、実践している「真の国語」、それを体現する教材『スーパー読解「舞姫」』の真価を実証してくれた生徒には、大変ありがたいと思っております。
また私大文系受験を決めた彼にとっても、このあと古文の勉強を進めていく上で、『舞姫』を読んだ経験は必ず生きるはずです。『スーパー読解「舞姫」』が生きた例(もしくは「生かし方」)を、このあとも折にふれてお伝えしていきたいと思います。
第3回新年入塾説明会を1月13日(土)に開催致します。詳細は以下の通りです。
◇新年入塾説明会第3回のご案内
1月13日(土)9時50分~ / 16時30分~
※予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。
※各回とも所要時間は50分程度の予定です。
土曜特訓授業のある時期のため、通常期の説明会と実施時間が異なります。ご注意下さい。また感染防止対策継続中のため、ご来塾時は入り口で手指消毒にご協力下さいますようお願い申し上げます(非接触式の消毒器具があります)。教室の机・椅子等は毎日アルコール消毒を実施しております。次回入塾説明会は1月13日(土)9時50分からです。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
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