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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

私の生きる道

2019年10月27日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:小田原漂情

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: お墓参りお墓

 今年もまた、10月26日を迎えました。毎年お伝えしておりますが、私にとって生涯忘れることのない、灰田勝彦先生のご命日です。これも毎年のことですが、言問学舎塾長ブログの文章を状態のまま転載させていただきます。

 10月26日、灰田勝彦先生のご命日にお墓参りをするようになって、十数年になる。名古屋から、先生の熱烈なファンの方が、「足腰が丈夫なうちに灰田家の墓参をしたい」と上京され、ご案内したのが最初だった。2006年のことだったと思う。

 その方Hさんは、私が27年前に『遠い道、竝に灰田先生』を出版した際新聞広告を見て購入して下さり、若い私を気に入って下さって、二度ほど名古屋・栄のご懇意のお店をご紹介下さった。そして私がそれまで知らなかった灰田先生の貴重な資料や音源なども、惜しみなく与えて下さったのだった。この一、二年、その頃のことを思うたびに考えるのだが、おそらく現在の私の年齢が、当時のHさんのお年に近づいていることだろう。

 Hさんのおかげで、私は毎年灰田先生のご命日にお墓参りをさせていただくことができ、先生が亡くなられてからの37年間の自分自身の来し方を、灰田先生のご墓前で思い返すことができている。あの年(2006年)、Hさんが私に声をかけて下さらなかったら、私がいま現在、灰田先生のお墓参りを欠かさないという、私自身のアイデンティティの一部と言ってもいい営みを、わが身のこととすることはできなかった。毎年この10月に、灰田勝彦先生、有紀彦先生への尽きることのない感謝の思いを述べることは当然だが、私に灰田ファンとしての確固たる立ち位置をつくって下さったHさんへの感謝をも、改めて深く胸に刻んだ今日、令和元年の10月26日であった。

 今日はお墓参りをしながら、37年ぶんの感謝の思いを申し上げた。「お蔭様で三十七年間、正しく生きて来ることができました」と。そして今日YouTubeに上げさせていただいた、有紀彦先生のご作曲で昭和22年に勝彦先生が歌われた『あの日あの時』を、少しく歌わせていただいた次第である。毎年、ご墓前にうかがうたびに、灰田勝彦先生が私に与えて下さった「正しく生きる」ことのありがたさを、深く心に刻み直すのが、私のアイデンティティであり、つとめである。そして年ごとに誓い直す「正しく生きることの正しさを、子どもたちに伝えつづける」私の使命を、言葉として刻み、みずから負い直すことが、私の生きる道なのである。

『あの日あの時』 小田原漂情 唄

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