高校生の期末テスト対策 『こころ』(夏目漱石)の解釈はこれで万全!
大学受験生のみなさん、いよいよ受験年度が走り出しましたが、国語、特に文法についての対策は、できていますか。ここでいう対策とは、動詞の活用を全部覚えているとか、助動詞の意味・用法や活用を暗記し終えているという意味ではなく、それらを古文の文章中で的確に判断する、その力が身についているでしょうか?という問いかけです。
大学受験における文語文法、すなわち古文の文法は、きわめて大事です。古文の出題がない大学(センター利用を含めて)だけを受験する方はもちろん不要ですが、国公立理系受験の方を含め、受験科目に古文が入っている方は、一学期のうちに文法の骨格をきちんとつかんでおきましょう。
センター試験では、古文のうち文法の出題は、ほぼ1問です。私大一般入試では大学の出題傾向にもよりますが、1問から3問程度の大学が多いです。
このことから、文法はないつもりで…と口にする高校生を時おり見かけますが、それでは全体で合格ラインを突破できるだけの得点を、国語で上げることはできません。その理由は大きく言って二つあります。
まず、いわゆる文法、すなわち助動詞や助詞の識別などの問題は1問でも、センターではほかに文中での語釈の問題が3問あり(第3問の問1)、ここでも語句の意味だけでなく、文法の基礎知識が必要になります。これだけで、古文50点のうちの20点を占めるわけです。私大の一般入試においてもほぼ同様です。
そして、さらに重要な点ですが、古文の場合は文法(と重要古語の意味)を押さえていないと、文章の内容が読みとれないことがあります。完璧でないにせよ、文法の基礎は十分理解しておかないと、大まかな流れをつかむこともできないのです。それができていて、ようやく次に、登場人物の動作や会話を切り分けて行く、という段階にすすみます。また、漢文受験が必要な方も、古文の文法がわかっていないと、理解できない部分が出てきますね。
こうした文法の基礎の部分への対策を、夏休み、あるいは2学期になってからはじめようというのでは、合格の可能性を自らせばめようとするようなものです。夏休み、2学期には、身につけた文法を駆使して、文章理解に注力してこそ、高いレベルの得点をめざすことができ、合格もぐっと身近にたぐりよせることができます。
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