高校生の期末テスト対策 『こころ』(夏目漱石)の解釈はこれで万全!
先日、新中学3年生の国語の授業で、詩を教えました。その授業の後半、生徒たちに詩を書いてもらいましたが、一人の生徒が、注目に値する作品をものしてくれましたので、紹介させていただきます。
弱虫 M.K
きみは弱虫。
私は泣き虫だけど、きみは弱虫。
きみは、傷付くのをおそれて何かをたてにする。
たてにして逃げるの。
きみはいつも笑ってる。
何で笑ってるの?
今回は人の不幸を見て笑ってる。
自分があの立場なら。
そう考えたことはないのかな。
私は、もし自分があの立場だったら、
そう考えると涙が出てくる。
ばかにするのはおかしいよ。
笑わないで。
やっぱりきみは、弱虫だ。
中高生に限らず、世の大人たちにも、問いかけたいような内容です。みんなが詩を書く前には、幾篇かの詩作品を問題形式で勉強した後、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」を読んで聞かせましたが、「弱虫」の作者の思いを引き出すきっかけになっていたとしたら、国語の教師としてうれしい限りです。ご参考までに、「自分の感受性くらい」の朗読も、リンクで紹介させていただきます。
「自分の感受性くらい」 朗読
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP http://www.kotogaku.co.jp/
[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44
[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
http://www.kokugoryoku.com]]