高校生の期末テスト対策 『こころ』(夏目漱石)の解釈はこれで万全!
言問学舎では、明後日6日金曜日に、恒例の百人一首大会を開催します。今年で14年目になります。
年末が近づいて、小学2、3、4年の生徒たちに、授業内で少しずつ百人一首について教え始めたのですが(2年生は取り札のみ並べ、下句だけ読み上げる「かるた」として。3、4年生たちには一部の歌で歌意も添えながら「覚える」段階にまで進めています)、これまでの傾向から見ると、小学生が好きになる歌のベスト3に入るものとして、猿丸太夫の次の歌があります。
奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きくときぞ秋は悲しき
<歌意>山の奥ぶかいところで、雄鹿が散り敷いた紅葉を踏み分けながら、雌鹿を求めて鳴く声が聞こえる。しみじみとしたその声をきくと、秋の深まったことが知られて、まことに秋は悲しいものだなあ、と思われることだ。
やはり相聞(恋愛)の要素がない(薄い)ため、子どもにもわかりやすく、光景が目に浮かぶことから、人気があるのでしょうか。
20年とすこし前、私は名古屋に住んでおり、お世話になった奥三河地区の高校の校長先生に、「一度鹿の声を聞きに行こう」とお誘いいただいていながら、具体的にお願いする機会を持たぬまま、名古屋を離れることとなってしまいました。猿丸太夫のこの歌にふれるたびに、そのことを残念に思い出します。また同時に、子どもたちには追い追いゆっくり(高校生まで国語を教えて)、恋の相手を求めて鳴くのだということを、教えたいものだなどとも思いながら。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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