受験直前のこの時期、「何とか国語の得点を上げたい」方たちへ

小田原漂情

小田原漂情

テーマ:国語

 真冬のような寒さとなり、東京では観測史上初という11月の積雪となった、今週でした。まもなく12月。いよいよ冬も本番となって、受験生のみなさんには、カウントダウンの毎日であるとともに、ほんとうに、できるところで何とか力をつける余地がのこされた、最後の時期となりました。

 ひと口に「受験」と言っても、中学受験、高校受験、大学受験と、それぞれに時期も違えば、視点も異なります。勉強の仕方やねらいどころも、それぞれ異なりますが、こと「国語」においては、比較的共通すると言っていい「秘訣」があることを、ご存じでしょうか。

 国語は、問題集の問題をひたすら解いて、「解き方」を身につけるしかない。そのように考えている受験生、保護者の方が、多くいらっしゃると思います。一面、それは事実です。ただやはり多くの方が、「解き方」以前に「読む」段階で、まちがったやり方に慣らされてしまっている場合がありますので、そのことをお話しします。

 もちろん、学習の仕方、問題の解き方に、「万人に合う100%の正解」などありません。ですから、今からお話しすることも、「絶対的に正しい」ということではないのですが、逆に、その正反対のことが、「絶対的に正しい」ように信じられていて、そのために多くの方が、国語のテストで得点が上がらずに悩んでおられるので、今日はその点についてお伝え致します。

 国語の「問題」(過去問や問題集などを中心として)を解くときに、文章を読みながら、「問1」が出て来ると、そこでその「問1」を、解いていませんか?もしくは先に問題を見て、その設問の「傍線部」の前後から、「正解部分」「関連部分」だけを、さがしていませんか?

 一生懸命やっているのに、なかなか得点が上がらない、という方で、このような解き方をしている方は、まずそれをやめて下さい。そして、途中で(あるいは先に)問題を見ず、とにかく文章を、通して読んで下さい。それから問題に、とりかかりましょう。

 理由は簡単です。その文章を書いた作者、筆者は、途中に傍線が引かれ、設問が設定されることなど考えずに、その文章をつづけて、真剣に書いているからです。それなのに、問題がそこにあるからということで、せっかくそこまで読んで来た自分自身の「思考」をそこで区切ってしまえば、文章全体の意図など、わかるはずがないのです。文章は通してしっかり読み、そこから「問い」に向かうことが、国語の読解の基本です。ここまで一生懸命、国語の問題と向き合って来た人ならば、まだ間に合うはず。ぜひ「文章をしっかり、最後まで読む」ことを、一度でもためして下さい。言問学舎では、これまでにこの時期からでも、そうすることで国語の試験を成功させた受験生が、たくさんいます。

 「文章を読むスピードに自信がない(時間がかかる)」という方は、今からでも「音読」をしっかりやってみましょう。確実にスピードが上がるばかりか、今まで見落としていたことも、見つけられるようになるはずです。もちろん言問学舎の授業を受ければ、短期間でこれらのことを、マスターすることができるでしょう。中学受験、高校受験、大学受験とも、冬期講習および前後の期間で、受験の成功を誠心誠意お手伝い致します。

 そして現在、受験学年でなく、2020年からの大学入試改革に連動するこれからの学習の変革に直面する年代の方たちは、そこでのキーワードである「思考力・判断力・表現力」を根底から育む言問学舎の国語指導を、ぜひお早めにご活用下さい。

※言問学舎の冬期講習、プレ講習のご案内は、こちらからご覧いただけます。

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

小田原漂情プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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