小学生の親御さん必見!「だれでもできる読書感想文の書き方 その③本文の書き出しまで」
中学受験は、まもなく10月が終わりとなり、入試本番まで、正味3か月となります(東京都と神奈川県の場合)。現6年生については、これまでのやり方を大きく変えるのは難しいと思いますので、過去問を中心に、正答の根拠を文中から正しく見つける訓練をして下さい。ただ、まだ大きく改善できる可能性もありますので、ときどき「音読」をするよう、心がけてみると良いでしょう。
さて、現5年生は、あと1年3か月。国語に関しては、まだこれから大幅に力を伸ばすことができる時期です。大きく言って、入試で出題される文章には、物語文(小説)と説明文(評論)の2つがありますが、塾の授業、課題等を除いて、5年生の間は、物語文をきちんと読めるようになることを、めざして下さい。
物語、小説の登場人物の心情や、人物同士の関係、またストーリーの展開を正しく読むということは、そのまま文章を正しく読み、理解することだからです。これは中学生、高校生になっても、さらに大学生、大人になっても、ずっと求められる力です。
説明文、評論文は、小学生には自分だけで理解するのはむずかしい面もありますから、5年生の間は、塾に通っていればその塾の授業で、教わって下さい。とにかく5年生の間は、物語文をしっかり読みましょう。
なお、物語文が極端に苦手で説明文なら得意、という人は、この限りではありません。しかし、複数の志望校で物語文がまったく出ないならともかく(3校程度受けるなら、まず考えられませんが)、6年の夏休みが過ぎてから「苦手な物語文を何とか」と言っても対応は難しいですから、できるだけ物語文も、読むようにして下さい。
ちなみに、「国語ができるようになるためには、『本』を読まないと駄目ですか?」という質問を、よく受けます。が、本を読むことが好きで自発的にたくさん本を読み、その中から何かをつかみとることのできる人は良いですが、そうでない人が、「受験」や「勉強」のために、どんどん本を読む、ということは、実際の問題として、むずかしいことでしょう。
もちろん、良い本を読んで国語の力をつけることが、理想ではあります。しかし、時間的にもそれがむずかしい中学受験生の場合には、入試問題や、国語のテキストに掲載されている良い文章を読み、良問を解くことが、次善の策となります。まずは手元にある入試問題集、テキストの中から、お子さんが強く関心を持つ文章を見つけ、丹念に読みこむことから、はじめてみて下さい。「音読」を加えると、効果はより一層大きなものとなるはずです。
※言問学舎の国語の授業では、もちろん物語文だけでなく、説明文についてもきちんと指導します。文法・漢字も同様です。また年に数回、効果的に詩の授業を実施して、国語を根本から知ってもらう授業を展開しています。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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