決してあきらめずに
かねてより言問学舎では、「音読」が国語教育の柱であり、正しい音読をもとに、子どもたちに国語の真髄を教えるのだということを、お伝えしてまいりました。もちろん、それは「生」の授業であることに、最大の利点があるのですが、より多くの方々に言問学舎の国語教育の魅力を知っていただくためには、音声・映像媒体によってお伝えすることを、課題としてもいたのです。
本日、手はじめに、髙村光太郎の『智恵子抄』中の絶唱「レモン哀歌」の朗読を、YouTubeにアップ致しましたので、ご報告させていただきます。
ご存じの方が多いと思いますが、「レモン哀歌」は昭和14年(1939年)2月、智恵子の死の4か月後に発表され、光太郎の詩作品の中でももっとも広く愛唱されている作品だと思われます。
詩の読み方(朗読の仕方)は、内容の解釈と不可分のものですから、私が提示した読み方も、「ひとつの読み方」です。その上で、これから「レモン哀歌」や髙村光太郎と智恵子のことを学ぶ方のお役に立てれば幸甚に存じます。ご参考までに、「国語力.com」における「レモン哀歌」の考察を、再度ご紹介させていただきます。
国語力.com 国語教室 近代