『山月記』読解の最重要ポイントは?ここだけきっちり押さえましょう!
9月も残り一週間、今日は秋分の日です。すでに「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」、6時ともなるとすっかり暗くなっているのに、毎年のことながら驚かされます。これから日ごとに、日の落ちるのが早くなって行きますね。
今年は、小学校低・中学年の新入塾生を、幾人かお迎えしました。お問い合わせも低・中学年のお子さんを持つご家庭からいただくことが多いので、低・中学年の国語の勉強で大事なことと、うまくすすんでいる具体的な例とを、ご紹介したいと思います。
まず、低・中学年で一番大切なことは、「きちんと読める」ようになることです。「きちんと読む」とは、主語や述語を理解するということではなく、はじめはことばや文を、その本来の使われ方(書かれ方)に沿って、読むということです。
具体的には、「単語」「文節」の通りに声を出して読む、ということなのですが、昨今、これができないお子さんが、非常に多く見られます。理由については別の機会に述べますが、「きちんと読む」ことのためには、「音読」が何よりも重要です。できる限り、「正しい音読」をして、あとについて読ませるのがベストです。
そして、「ことば」「文」をきちんと読めるようになったら、ことばの持っている意味だけでなく、その「しらべ(韻律)」が、子どもたちをおのずと文章の世界に引きこんでいきます。
今年塾に入った小学2年生の生徒は、3週間ほど音読の授業を経たあと、言問学舎オリジナルの「しりとり作文」を試みたところ、200字原稿用紙2枚にわたってすらすらと、自分で考えて文章を書きました。アドバイスしたのは、最初の一文だけです。
夏休みに入った小学4年生は、国語が大の苦手ということでしたが、自分の選んだ本で、自分の考えに基づいて読書感想文を書き上げることができ、国語についてかなり大きな手ごたえを、つかんでくれたようです。また、夏休み中にもご紹介した小学5年生は、「書くこと」が小さいころから苦手でしたが、今年夏休みの読書感想文で『この子を残して』について書き、まずはクラスの代表になったと、報告してくれました。
いずれの場合も、子どもたちが「自分で感じたこと」を無理なく文章にさせることが、本人たちにとって良い結果をもたらしています。もちろん勉強はこのあともずっとつづくわけですが、子どもたち自身の中にあるものを、言葉を使って形にして見せることで、子どもたちに大きく成長を促す国語教育ができるのです。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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