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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

センター前日・受験生を送り出して

2014年1月17日 公開 / 2014年1月23日更新

テーマ:総合学習塾・言問学舎

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 いつものことですが、受験生を送り出す時の心境は、何とも言えないものです。ひと口に送り出すと言っても、大学受験、高校受験、中学受験と、それぞれに年齢が違いますし、一人一人の状況も、また大きく違います。

 一番「送り出す」感覚が強いのは、もちろん中学受験生です。ほとんどの場合、受験校の門前か、塾の最寄り駅で、文字通り「送り出す」からです。じかに後ろ姿を見送るだけに、「さあ、やることはやった、精一杯力を出し切って来いよ」と心中でつぶやき、自分は塾への帰路に着くので、「ああ、ひとつ終わったな」という気分になります(もっとも、早い発表の学校を受けていればその日の夕方からすぐ、合否の連絡待ちで、居ても立ってもいられなくなるのですが)。

 高校受験の中3生の場合、特に都立の一般入試受験なら、ほぼ前日まで一番長く指導をしたあとなので、「あとは自分を信じろ、今夜はよく休め。」という感じです。小6の子たちにくらべればしっかりしているようでありながら、もっとも多感な年齢でもあり、心配は尽きません。そして都立の発表の時などは、9時20分ごろから携帯電話に神経を集中させ、合否の報告を待つのですが、人数が多い上、やはり第二志望との条件の差が大きいため、この日がもっとも、神経をすり減らす一日であるかも知れません。

 大学受験の受験生は、センターと国立二次以外、ほぼ全員バラバラに個別の日程となりますから、それぞれの初回の前日には、一人一人とかなり綿密に話をした上で、送り出します。そして一人一人の一回ずつの結果を聞いて、またその後に向けてのアドバイスや励ましをするのがならいです(受かった場合はいいのですが)。

 いずれの場合も、手塩にかけて育ててきた子たちを送り出すのですから、祈るような気持であることには、毎年変わりがありません。

 そしてつい先ほど、今年のセンター受験組を送り出しました。ここ一回で決まり!という場面ではありませんが(全員私大センター利用)、やはり本人たちにとっての初陣ですから、力が入ります。一番年齢が上の彼(彼女)らこそ、一番やるべきことができているはずなのですが、受験のプレッシャーというものに変わりはなく、またいろいろな意味で先が見えている年代なので、こちらにはまたそれなりの重圧があるのでしょう。

 とにかく送り出してしまった以上は、祈るだけ。これも毎年変わらないならわしと、言えるでしょうか。何にしてもこれからほぼひと月半、結果を待って身を細らせるほんとうの受験期が、やって来ました。


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