都立高入試・国語の注意点/その①「50字・200字の記述Ⅰ」

小田原漂情

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テーマ:国語

 昨日お伝えしました通り、言問学舎では都立高入試実戦テストをスタートしました。その中で、さっそく国語(共通問題)の大問三の問5の「50字以内の記述」、および大問四の問5の「200字作文」について、注意点が見つかりましたのでお知らせ致します。

 昨日使用したのは、平成23年の共通問題です。文章の引用はできませんので、お調べになる方は、その年度の過去問題をご用意下さい。

 第三問の方は、小説の問題です。「それが題名なのだと、すぐわかった」という傍線部に対して、このときの主人公の気持ちを母に伝える言葉を、自分で考えて書け、という問題です。

 この場合、「題名」であることがわかった、という内容に関連していないと、正解にはなりません。また、「母に伝える」わけですから、せりふのような形にする必要があります。学校によって採点基準は違うと思われますから、○、×、あるいはどちらで何点減点などとは言えませんが、二つの要素がきちんと書きこまれていなければ正解にならないということは、お知らせしておきます。

 第四問は、評論です。テーマに沿って、「各自の見聞や、具体的な体験を示して意見を発表する」際に、自分が話す言葉を考えて書け、という問題です。

 こちらの場合は、「各自の見聞や、具体的な体験」を盛りこむことが必須です。また、「発表する」言葉ですから、「です、ます」の敬体で書くことが望ましいでしょう。評価については大問三と同じですが、ここは作文ですから、書き出しや改行で行頭を一字あけるなどといった「原稿用紙の使い方」にも、注意が必要です。誤字を含めて、1点ずつの原点になるものと思われます(10点満点)。

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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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