高校生の現代文テスト対策『羅生門』完結篇を掲載しました!~<国語力.com>
中学1年生の「国語」は、ふだんは私が直接担当してはいません。が、毎年夏期講習のこの時期には、必ず特に時間割を組んで、私が教えます。
もちろん、日ごろ担当できない部分を見るために、講習時にシフト替えをすることはあるのですが、「特別授業」に関しては、別の意味があります。
すなわち、今日実施する特別授業は、開塾当時文京区で採択されていた中学生用の教科書、東京書籍版『新しい国語』1年生用に掲載されていた『碑(いしぶみ)』という文章(構成/松山善三)を、中学1年生の生徒たちに読ませる内容です。この文章は、1969年(昭和44年)に広島テレビ放送が制作した、原爆投下時に建物疎開に動員されていて全滅した広島二中の生徒の最期を追った番組を、文章化して教科書に収めたものです。
開塾初年度から、私はこの文章を中学1年生に読ませる授業を行なっています。今年で11回目になります。方法は「簡潔」を旨としており、私自身がまず文章を音読したあと、生徒たちに交代で音読させて、被爆直後から数日後の間に最期を迎えた様子が伝えられている10人の方の中で、どの人のことがもっとも印象に残ったかを問う、という内容です。
教える側が自分の主観をまじえて色づけすることなく、そこに伝えられているできごとを、能うかぎり淡々と子どもたちに手渡すこと、そしてそこから子どもたちが何を感じ取るか、その手助けをすることが、国語を教える立場として、然るべき方法と考えているためであります。亡くなられた広島二中の方々は当時1年生。その同じ年齢の子どもたちに、68年前の広島で何があったかを知ってもらうことは、歴史的事実を教えるだけでなく、命、人生を考える上から、子どもたち自身の成長に資するところ大であると、信じています。
被爆された方の平均年齢が80歳近くになり、記憶が薄れることを危惧する声も、年々大きくなります。広島に直接のゆかりを持たぬ私などでも、為さねばならぬことがあり、それはまた子どもたち、そしてこの国の未来のためにも、大切なことなのだと信じて、小さな営みをつづける所存です。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
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