高校生の現代文テスト対策『羅生門』完結篇を掲載しました!~<国語力.com>
『伊勢物語』の「東下り」では、最後の歌<名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと>を業平(といわれる「男」)が詠んだあと、船に乗っている一行がみな泣いた、と綴られています。
しかしその直前に、「京には見えぬ鳥」の名を渡し守にたずね、「これなむ都鳥=なあんだ、ご存じないのですか?これが名高い『みやこどり』ですよ。」と言われたところで、一行三人の望郷、懐旧、思慕の念は、ピークを迎えているのではないでしょうか。
昨日、上野の不忍池で、その都鳥=「ゆりかもめ」の姿を、偶然写真に撮りました。この鳥が隅田川の川面に浮かんで、魚を食べていたということです。古文の解釈は、教科書類に書かれている通りに伝えるだけでなく、読み手の力によって自由自在に楽しむことができます(もちろん、ルールにのっとった上で)。古文をはじめ、国語をきちんと学びたい方は、ぜひ言問学舎にお出で下さい。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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