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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

【教育現場通信】中学新教科書レポート②『数学』について

2012年5月25日 公開 / 2012年6月21日更新

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 数学 勉強法

 前回、数学の「移行措置部分」が一本の教科書にまとまったこと、昨年からその内容が合体した出題がみられたことをお伝えしましたが、かんたんに実例をご紹介しておきます。

 「新学習指導要領への移行措置」が始まる前、すなわち旧課程のみでテストが作られていた時代、空間図形の典型的な問題の一つに、回転体の体積を求める~円柱の体積から円錐の体積を引く~問題がありました。

 いっぽう移行措置が始まると、中1で、「球の表面積、体積」を求める公式が取り入れられました(復活)。

 合体、融合した問題とは、先に引いた「円柱の体積から円錐の体積を引く」問題の円錐の部分が、半球(球の半分)の体積に置き換えられている、というものです。

 数学・理科の「移行措置」は、別冊子の配布できちんと扱われましたから、指導は行き届いているはずですが、教わった子どもたち個々の問題で、移行措置=別冊子の内容がうまくつながって理解できていないと、この種の問題には対応ができないことになります。
 
 24年春実施の埼玉県立高校の入試では、「球」に関する問題が、出題されたようです(内容は別途ご確認下さい)。都立では24年は出題されていません。
 
 また中3での「二次方程式の解の公式」は、旧課程では「教えてもよい」扱いでしたが、新課程では必須の内容となっています。東京・埼玉とも、まだ入試本番で出題されてはいませんが、学校の定期テストでは出ていますし、来春の入試からは、当然出るつもりでいた方が良いでしょう。

 「社会科<歴史>」については、改めてお伝えさせていただきます。

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