高校生の期末テスト対策 『こころ』(夏目漱石)の解釈はこれで万全!
昨日お知らせしました国語教育のための新作『藤袴胸に刻むの記』に関しまして、さっそく多くの方に『Web頌』をお訪ねいただき、お読みいただきまして、ありがとうございます。
作品の表題にもした「真福田丸が藤袴(我ぞ縫ひし片袴 と続きます)」は、原典である『古本説話集 下』の中の「真福田丸事」中、まさに鍵となる言葉です。ところが大半の高校生が、古文で読む難しさに足を取られてか(さほど難しい原文でもないのですが)、この言葉の与えるところを読みとれません。いろいろとヒントを出して誘導し、最後は決め手の解説までつけて、大意がすとんと飲みこめると、やっと「ああ、そんなにすてきな話なんだ」と納得するのです。本来は二度読むぐらいで、肝心要のところを読みとって欲しいのですが。
それならば、何も「古文」の授業にこだわることはない。大事なところを読みとれるように、ただ訳すのではなく、読みの補強となる部分をおぎなって、口語の物語として読ませてやろう。そして小・中学生に、「読んで感じとる」教材として使い、高校生には「古文」として原文を教材使用した上で、口語篇を読んで理解を深めさせよう。これが執筆の狙いとなったのです。
もちろん、「音読と読解の教材」の骨格となる作品でもあります。言問学舎ホームページ上で小・中学生向けにアップするのには、用字(漢字づかい)と註釈をこまかく検討する必要があるため、少々時間が必要です。とり急ぎ、下記URLもしくはYahoo検索「真福田丸」から、『Web頌』上『藤袴胸に刻むの記』をご覧いただければ、全文が読める形になっています。国語の入り口(または本質)とはこうしたものだということを読みとっていただけるものと、自負しております。ぜひ多くの方にお目通しいただけるよう、願い上げる次第です。
http://web-aude.la.coocan.jp/ Web頌『藤袴胸に刻むの記』へお進み下さい
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎