イラン戦争は私たちの生活に影響する?小学生から英語で学ぶ世界の動き
「デジタル化=善」を人類が見直し始めた
本日の中高生クラスでは、ギリシャ政府が打ち出した「15歳未満のSNS利用禁止」政策について、英語ニュースを教材として扱いました。
ギリシャは2027年から、15歳未満の子どものSNS利用を禁止する方針を示しています。背景には、若者の不安、睡眠不足、SNS依存など、世界的に深刻化するメンタルヘルス問題があります。
興味深いのは、ギリシャ政府がこの問題を単なる「ネット利用」の問題としてではなく、
“Digital Age of Majority”
すなわち、
「デジタル成人年齢」
という新しい概念で捉えている点です。
これは、飲酒年齢、喫煙年齢、運転免許年齢、選挙権年齢のように、
「社会が、まだ成熟していないと判断する年齢」
をデジタル空間にも設定しよう、という発想です。
ギリシャは、この「デジタル成人年齢」を15歳に設定し、EU全体にも共通ルールとして広げるよう提案しています。
これは、ある意味、IT革命後の世界が初めて、
「デジタル化=善」という考え方を見直し始めた象徴とも言えるかもしれません。
実際、教育分野でも近年、
・紙教材への回帰
・長文読解力低下への危機感
・集中力低下への懸念
・AI依存への警戒
など、「便利さ」と「人間の成長」は必ずしも一致しない、という認識が広がっています。
今回の授業では、まず英語ニュースを読み、その後、生徒たちに次の問いを投げかけます。
Discussion Questions
Should governments ban social media for children under 15,
even if some children can use it responsibly?
(責任を持って使える子どもがいたとしても、政府は15歳未満のSNSを禁止すべきでしょうか?)
Should social media have a “digital age of adulthood” like alcohol or driving?
Why or why not?
(SNSにも、お酒や運転免許のような「デジタル成人年齢」は必要でしょうか?)
この授業は、生徒たち自身が、
「SNSは便利」
「でも、依存は怖い」
「政府が決めるべきか、親が決めるべきか」
など、「自由」と「保護」の間で真剣に考え始めるきかっけとなるでしょう。
AI時代に入り、子どもたちは、かつてない量の情報と刺激の中で成長しています。
だからこそ、これからの教育に必要なのは、
「デジタルを使えること」
だけではなく、
「デジタルとの距離感を持てること」なのかもしれません。
今後も、生徒たちと共に、「AI時代に、人間に本当に必要な力とは何か」を考え続けていきたいと思います。
Global kids英語会代表
(株)ダイバース・キッズ代表取締役
豊田朋子
Global kids英語会
http://globalkids-eigokai.com/
Global youth英語会
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朝日新聞系広告web豊田コラム
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