【断捨離体験談】断捨離したらひどい頭痛に見舞われて
毎年12月上旬。
断捨離提唱者やましたひでこにより 断捨離体験談が募集されます。
大変多くの断捨離体験談の中から断捨離大賞がやましたひでこによって選出されます。
今年も断捨離大賞2016が選出、発表されました。
今年は10作品。
その中に私が断捨離サポートをさせていただいていた方が入選いたしました。
断捨離で彼女が手にしたものとは?
断捨離は単なる片付けにあらず。
断捨離は 《住まいを整え 人生を調える》
そのような予期せぬような奇跡を起こしていく断捨離。
ぜひお読みください。
『生まれて初めて参加したセミナーが・・・』 匿名希望
生まれて初めて参加したセミナーが
「断捨離ベーシックプログラム」。
およそ、7時間半の間、私はハンマーで
頭を殴られ続けているような衝撃を受けた。
やましたひでこ先生の言葉が刺さる刺さる!
ううううぅ。何度、頭を抱えたか。耳が痛い!痛いー!
プログラムを終えて、あまりの衝撃にフラフラしながら、
会場の外に出たら、目の前の景色が変わっていること気づいた。
私の中心にちゃんと私がいた。
会場のビルに入るまでは、一言で言うならば、
自分の人生を生きてなかった。
私の中心には、世間体、幼い頃の両親の
厳しい躾が生んだ典型的な良い子、
小学校の時のからかいによる、
完全に欠点を無くしたモテる完璧な女の子像がいた。
女の子って、私、36歳なんですけど(笑)!!
だから、私はスカートをはけないんだ。
だから、いつも可愛らしい繊細な服を買ってしまうのに、着れない。
だから、洋服は痛まないし、そして、もちろん捨てられなかった。
そして、もう一つ気づいたことがある。
「良い母親になりたかった」私。
大量のフェルトの切れ端やバザーの残りでもらったハギレ。
ティッシュケースなんか作ったら良さそう。
フェルトもマスコット(古い…)作るのに、目とかに使えそう。
子供もいない、もちろん結婚もしてない時から、
こんなことを考えて「良いママになるための材料」を、
ひたすら溜め込んでいた。
○○くんのママすごいね!
なんて、言われたかったんだろう。
今なら、古びた布で作ったもので、
褒められるわけも、
バザーで売れないことがよくわかる。
何より、今、結婚して、子供が幼稚園に通っているが、
肝心のバザーなんてものは、なかったのだ。
バザーはなかった…(笑)
自分の軸が、はるか彼方の未来だった。
軸と言うより、とてつもない妄想力にもう笑うしかない!
そうだ、私の周りにあるものたちは、
「ああしよう」「こうしよう」と思った、材料ばかりなのだ。
そして、形になることなく、埃をかぶって色あせている。
それらを目にするたびに、ダメな私、を確認していたのだ。
捨てる!理想の自分になるために買った材料は、全部捨てよう!
もはや、誰の記憶にも残っていないだろう
30年前のクラスメイトに好かれようとするのは、もうやめよう!
そして、良い子だった私も捨てよう。
今、子育てしているからこそ、痛感する。
子供の幸せを願わない親はいない。
子供を傷つけようとして、しつける親はいない。
子供に幸せになってほしくて、両親も親になろうと必死だったと。
むしろ、自分のせいで子供が苦しんでいるとわかったら、
どんなにショックだろうかと、胸が痛い。
確かに、両親の躾は厳しくて、本当に大変だった。
父はクリスチャンだったからか、
他人優先、奉仕精神、自己犠牲を強いた。
もちろん、当たり前だけど、母を大切にするように、
彼女を傷つけることは許さなかった。
私は、自分のために行動することができなくなった。
自分の機嫌より、母の機嫌を優先。
母の愚痴を聞くのに、学校を休むことも珍しくなかった。
私は、無意識に自分より母を優先していた。
断捨離して、たくさんたくさん捨てたが、
それでも、どうしても捨てられない家具があった。
これをどうにかしようと参加したセミナーだった。
これが、母と選んだいわば「婚礼家具」だった。
雰囲気も形も大好きで気に入っているのに、なんだかしっくりこない。
断捨離して、中に入れるものがないのに、捨てられない。
家具として、機能していないのに捨てられない。
ただ、そこにあるだけ。どうしたら良いんだろう、
そう思って半年が過ぎている。
実は、大きなソファもずっと気になっていた。
それも母と買った、結婚のお祝いの家具。
私は、部屋が狭くなるから、
あんまり欲しくないと言ったのに、
このリビングにこう置いたら大丈夫!
ほら、買いなさい!買ってあげるから。
そうか、母が欲しくて買った家具が、今、
私の家にあることが我慢できなくなっているのだ。
だからだ。本当に些細なことで、
母の言動がものすごく不愉快に感じ、
衝突し喧嘩するんだとわかった。
この2つの捨てられない大型家具は母だ。
私は、やっと自立しようとしているんだと気づいた。
自分のことを大切に、自分を優先し、
自分の感覚を取り戻し、自分で考えて、
自分の空間を埋めていく。
もう、そうして良いんだよ、と許してあげたい。
いや、誰がなんと言おうと、私はそうしたいのだ!全力で!!
だから、そこにお母さんは入ってこないで!
叫ぶような、悲痛な私の潜在意識の中にある気持ちが、
やっとわかった。
だから、実行しました。
実家からもってきた母が使ってたキッチン用品を、
一つ捨てました。
そして、自分が「あ、良いな」と気に入って買ったものと入れ替えました。
ものすごい変化が起きました。
あぁ、私のキッチンだ、と思ったんです。
もちろん、ずっと私のキッチンだった事には
変わりはないんですけど、
「ここは、誰にも邪魔されない、邪魔できない、私の居場所である」
という、すごく深いところで、
言葉にできない安心感安堵感が生まれました。
今までに体感したことのない、不思議な感覚でした。
そうか、これが断捨離なんだ。すごい。深すぎる。
毎日立つキッチンで、
私の気に入ったキッチン用品が目に入るたびに、
安心するような、嬉しい気持ちになるんです。
なぜか、あぁ私、大丈夫だって、日に日に強く思うようになるんです。
だから、お掃除欠かしません。
キュッキュと磨いています。
洗い物が終わって全ての食器を拭き終わったら、シンクも磨きます。
水滴ひとつ残しません。それが、楽しいんです!
これが、私の母としての誇りなんです。
「今日も一日終わった!」って思える、
大切な儀式になっています。
一日の中で、大好きな時間、欠かせない時間、
やらないと気持ち悪い習慣になりました。
でも、本当に不思議です。
たった一つ、母が選んで使っていたものを捨てるだけで、
こんなにすっきりするとは思っていなかった。
たった一つ、自分が気に入ったものを毎日使うだけで、
こんなに自己肯定感(自分で自分を認める気持ち)が
高まるとは想像すらしていなかった。
じゃあ、すべてのものを、同じように選んで
身の回りに置いたらどうなるんだろう!
期待せずに、信じる。私、信じます。
去年は、ヘドロから抜け出すために、脱出しなくては!
と、ただ必死でした。
今年は少し余裕を持って、断捨離に取り組めました。
一つの山を越えて、今また一つの山を越えそうです。
自分の歩んできた道が、なんだか、愛おしく感じられます。
来年から、新たな山を登頂するスタートに立つことになります。
今まで、見たことのない、美しい景色が待っていると思うと、
ドキドキワクワクします。
*** 断捨離大賞2016年 その他の入賞作 ***
◎ 断捨離で手にしたもの
◎ 私の未来は、私がつくる!
◎ 今のあなたの一番の課題は”あきらめる”ことね
◎ コツコツと
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※断捨離は、断捨離提唱者やましたひでこの登録商標です。
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断捨離はモノからはじめる自己探求、自己成長、そして自己実現。
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