「頑張ること=価値がある」という思い込み 休む自分を否定してしまう心のクセ ― 休んでいる自分を、責めずに受け止める視点は持てるだろうか? ―

内田梓

内田梓

テーマ:心が大切

「頑張ること=価値がある」という思い込み
休む自分を否定してしまう心のクセ

― 休んでいる自分を、責めずに受け止める視点は持てるだろうか? ―

こんにちは。Amazing Grace の内田梓です。
今日もここまでたどり着いてくださって、ありがとうございます。もし今あなたが、
「休んでいる自分を責めてしまう」
「何もしていない時間に、罪悪感が湧いてくる」
「ちゃんとやれていない気がして落ち着かない」
そんな感覚を抱えていたら、この文章を“ゆっくり読む時間”として使ってください。今日は、休んでいる自分を責めずに受け止める視点について、
できるだけ丁寧に、あなたに話しかけるように書いていきます。
なぜ私たちは、休んでいる自分を責めてしまうのか
休んでいるだけなのに、心の中でこんな声が聞こえることはありませんか?

「本当にこれでいいの?」
「もっとできるはずじゃない?」
「サボっているみたいで嫌だ」
「誰かに見られたらどう思われるだろう」
こうした声は、あなたを責めたいから出てくるわけではありません。
多くの場合、これまであなたを守ってきた考え方から生まれています。

頑張ることで認められた経験。
役に立つことで居場所を感じられた記憶。
期待に応えることで安心できた過去。

それらが積み重なると、心はこう学びます。
「動いていない私は、危ない」
「何もしていない私は、価値がないかもしれない」

だから休もうとすると、心が警報を鳴らすのです。
それは、あなたが弱いからではありません。
一生懸命生きてきた証でもあります。

「責める心」は、あなたを守ろうとしている
自分を責める気持ちは、とてもつらいものです。
でも、ここで一つ大切な視点があります。

その責める心も、あなたの一部であり、あなたを守ろうとしてきた存在だということ。

責める声は、こう言っているのかもしれません。
「また傷つかないように」
「もう失敗しないように」
「置いていかれないように」

つまり、責める心は敵ではなく、
ずっとあなたのそばで、必死に役割を果たしてきた“古い守り方”なのです。

だからまず必要なのは、
「責める自分をやめよう」とすることではなく、
「責めている心に気づき、理解しようとすること」です。

休んでいる自分を責めずに受け止めるための視点
① 「責めている自分」に気づくところから始める
休んでいるときに苦しくなるのは、休んでいるからではなく、
その時間に自分を責め続けているからです。

まずは、こんなふうに心の中で言ってみてください。

「あ、今私は自分を責めているな」
「休んでいる自分を否定しているな」

それだけで大丈夫です。
良い・悪いを判断しなくていい。
変えようとしなくてもいい。

気づくことは、責める流れを止める最初の一歩です。

② 「責める理由」をやさしく尋ねてみる
責める声が出てきたら、少しだけ立ち止まって、こう尋ねてみてください。

「私は、何が怖いんだろう?」
「何を失うと思っているんだろう?」

多くの場合、そこには怖さがあります。

認められなくなる怖さ
役に立たなくなる不安
ひとりになる心配
自分が空っぽになる感覚
その怖さに気づいたら、否定せず、こう言ってあげてください。
「そんなに怖かったんだね」

それだけで、心は少し緩み始めます。

③ 休むことを「存在のケア」として捉え直す
私たちはつい、休むことを「何もしない時間」だと思いがちです。
でも本当は、休みは存在そのものを整える時間です。

生き物は、動き続けることはできません。
呼吸があるように、鼓動に休止があるように、
休みは命のリズムの一部です。

休んでいるあなたは、
価値を失っているのではなく、
生きる力を回復させている最中なのです。

④ 「受け止める」とは、肯定することではなく“一緒にいる”こと
「自分を受け止めましょう」と言われると、
「ポジティブにならなきゃ」「肯定しなきゃ」と思ってしまう人も多いです。

でも、受け止めるとは、
無理に良く思うことではありません。

ただ、こう心の中で言ってみることです。

「責めてしまう私も、今ここにいる」
「休めない気持ちを抱えたままでも、私はここにいていい」

それは、心の横にそっと座るような関わり方です。

⑤ 休んでいる自分に“話しかける言葉”を変えてみる
心の中の言葉は、想像以上に影響力があります。

休んでいるときに、こんな言葉を使ってみてください。

「今は整える時間」
「よくここまで頑張った」
「今は回復が必要なんだ」
「休むことも大事な役割」
最初はしっくりこなくても大丈夫。
繰り返すことで、心は少しずつ新しい視点を学んでいきます。

よくあるQ&A(5つ)
Q1. 休むと余計に不安になります
A. それはとても自然な反応です。
頑張ることで心を支えてきた人ほど、止まったときに不安が出やすいです。
不安は「ダメなサイン」ではなく、これまでの生き方が変わろうとしている合図でもあります。

Q2. 自分を責める癖がなかなか治りません
A. 癖は、長い時間をかけて身についたものです。
だから、なくそうとせず、気づいてあげる回数を増やしていくことが大切です。
「また責めてるな」と気づけたら、それは回復への一歩です。

Q3. 休むことが怖くて、結局動いてしまいます
A. 休めないときは、無理に休もうとしなくて大丈夫です。
まずは「なぜ怖いのか」を一緒に見つめていくことが大切です。
怖さが分かると、心は少しずつ緩みます。

Q4. 休んでいると罪悪感が消えません
A. 罪悪感は、あなたの真面目さや責任感の表れでもあります。
消そうとせず、「罪悪感があるまま休んでもいい」と許可を出してみてください。

Q5. カウンセリングでは、どんなサポートが受けられますか?
A. Amazing Grace のカウンセリングでは、
自分を責めてしまう背景や、休めない理由を、あなたのペースで一緒に見ていきます。
正解を押しつけるのではなく、あなたに合った“受け止め方”を探していく時間です。

最後に:Amazing Grace から
休んでいるあなたを、責めなくていい。
うまく受け止められなくても、それでもいい。

大切なのは、
「責めながらでも、ひとりにしない」こと。

あなたは、動いているときも、止まっているときも、
ちゃんと生きています。

今日のあなたが、ほんの少しでも自分にやさしくなれますように。
Amazing Grace は、いつでもあなたの歩幅を尊重します。

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内田梓
専門家

内田梓(メンタルヘルスカウンセラー)

Amazing Grace

発達障害、摂食障害、不登校から「やりたいことや気持ちをコントロールできない」といった悩みを抱える方まで、幅広いカウンセリング実績を持つ。数々の現場や理論で深めてきたカウンセリング術に定評がある。

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