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大畠将司

姿勢矯正と肩こり整体のプロ

大畠将司(おおはたまさし) / 柔道整復師

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コラム

ひどい肩こりと吐き気の関係 徳島唯一の肩こり専門整骨院からのアドバイス

2020年3月23日 公開 / 2020年4月1日更新

テーマ:肩こり

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 肩こり改善

吐き気は脳内の嘔吐中枢を刺激されることで起こります。
さまざまな理由で刺激されますが、ひどい肩こりを感じたときも吐き気に襲われることがあります。

肩こりがひどいと頭痛が起こり、頭痛から吐き気が起こることも少なくありません。
肩こりで血流が滞ったり、自律神経が乱れたりしたときも吐き気を感じ、時には実際に嘔吐してしまうこともあります。
ここでは吐き気の種類と、ひどい肩こりが起こす吐き気の原因と対策についてご紹介します。


☆吐き気を引き起こす刺激とは
嘔吐中枢はさまざまな種類の刺激に反応して、吐き気を起こします。

まず、脳は髄液の中に浮かんでいるので、頭蓋骨内の髄液が増えたり、脳内で出血があったりして頭蓋骨内の圧力「脳圧」が高くなったときです。
原因の多くはくも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎といった頭部の病気です。

他には、めまいや乗り物酔いなど内耳に刺激を受けた場合、抗がん剤やアルコールなどの薬物の影響、ホルモンの異常などでも嘔吐中枢が刺激されます。
大脳から刺激されることもあるので、他人が嘔吐しているのを見たときや気持ちの悪い物を見たとき、嫌な匂いや味、音、光など五感に対する強い刺激も吐き気の原因になります。

なお、消化器官や肝臓・胆のう、腎臓・泌尿器、生殖器、心臓など循環器系の病気のときに自律神経から嘔吐中枢に刺激が伝わって吐き気や嘔吐が起こることもあります。
食事の直後に起こったり、下痢とともに起こったりする吐き気や嘔吐は、胃腸炎や、ウイルス、細菌による感染症の可能性があります。


☆急性胃腸炎や急性胆嚢炎など危険な吐き気について
乗り物酔い、お酒の飲みすぎ、食べすぎ、便秘、つわりなど原因がはっきりしていて、自分で体調のコントロールができる吐き気の場合は問題ないのですが、突然強い吐き気に襲われる、吐き気が続くなどの場合は医療機関の受診が必要です。


【突然起こる吐き気の原因】
<急性胃腸炎>
細菌による食中毒、ウイルス感染によって起こります。
強い吐き気から激しい嘔吐になります。
多くの場合、発熱や下痢を伴います。
嘔吐は体内の悪いものを外に吐き出す反射行動なので、症状が治まれば快方に向かいます。
感染症なので、吐しゃ物の処理などに気をつける必要があります。

<急性胆嚢炎>
吐き気や嘔吐、発熱や背中の痛み、お腹の右上の痛みなどが起こります。
食後に起こり、1~2時間ほどで治まりますが、たびたび起こる場合は医療機関を受診しましょう。

<急性虫垂炎>
最初に吐き気やお腹の違和感、みぞおちの痛みなどが起き、徐々に右下腹部の痛みや下痢になります。

<腸閉塞>
腸の通りが悪くなる病気で、吐き気や嘔吐、強い腹痛が起こり、便やガスが溜まってお腹が張ってきます。

<脳梗塞・脳出血>
ろれつが回らなくなったり、しびれや麻痺が出たりすると、同時に吐き気や嘔吐が起こることがあります。
脳出血で急に脳圧が高まったり、くも膜下出血などで中枢神経に障害が起きたりしたときは、吐き気を感じる間もなく突然嘔吐になります。
いずれも緊急を要するので、すぐに医療機関で受診してください。

<脳炎・髄膜炎>
ウイルスや細菌で起きる感染症です。
高熱が出て激しい頭痛、吐き気が起こります。
意識障害やけいれんが起こることもあります。
急激に悪化して命の危険があるので、医療機関への搬送を急ぐ必要があります。

<心筋梗塞>
胸の痛みとともに突然吐き気が襲ってきます。
糖尿病の人が心筋梗塞の発作に襲われると胸の痛みはほとんどなく、強い吐き気が起こります。
命にかかわるので、速やかに医療機関の受診が必要です。


【長い期間続く吐き気の原因】
<逆流性食道炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍>
吐き気のほかにも胃もたれ、胸やけ、みぞおちの痛みなどがあります。
脂っこい食事、飲酒、喫煙の習慣化、精神的ストレスや過労、寝不足などで胃酸過多になると発症する危険性があります。

<めまい>
メニエール病などのめまいは耳が原因で起こります。
吐き気とともにめまいがあるときは、耳鼻科を受診しましょう。

<脳腫瘍>
脳の細胞や神経、脳を包む膜などにできる腫瘍です。
腫瘍が大きくなるにつれて脳圧が高まって、強い頭痛や吐き気・嘔吐が起こります。
しびれやふらつき、歩行困難などの深刻な症状が現れると命にも危険が及びます。
腫瘍のできた場所によって、視覚障害や言語障害が起こることがあります。

<もやもや病>
脳の太い血管の先が細くなって、糸のような細い血管がもやもやと絡み合った状態になる病気です。
手足のまひやしびれ、言語障害が主な症状ですが、頭痛や吐き気が起こることもあります。

<片頭痛(偏頭痛)>
頭部の片方で血管が拡張して起こる頭痛です。
ズキンズキンと脈打つように痛みがあって、吐き気も感じます。


☆ひどい肩こりが原因と考えられる吐き気
肩こりから吐き気になるときは、ひどい肩こりが自律神経を通じて嘔吐中枢を刺激する場合と、髄液が頭蓋骨内に溜まって上がった脳圧が嘔吐中枢を刺激する場合があります。

ひどい肩こりで首まで硬くなってしまうと、首に通っている神経や血管を圧迫して自律神経の働きを乱してしまいます。
自律神経の乱れは、嘔吐中枢に影響を与えて吐き気を引き起こします。

また、脳は頭蓋骨の中で髄液に浸って浮かんでいます。
この髄液は、首から背中までつながっている脊髄も潤して循環しています。
肩こりがひどく、背中を丸めてあごを上げた状態で固定してしまうと、後頭部の頭蓋骨がこの髄液の循環を滞らせてしまい、脳圧が上昇するのです。

さらに、高血圧の人がひどい肩こりなどで自律神経を乱すようなことがあると、通常はコントロールされている頭蓋骨内の血流が増えたり、髄液が増えたりして脳圧が上昇します。
頭痛や吐き気・嘔吐があり、脳圧が高い状態が長く続くと意識障害、視力障害が起こるなど危険な状態に陥ります。


☆肩こりが原因の吐き気を解消する方法
急激で強い症状ではなく、消化器系に異常もない、明らかに肩こりで吐き気が起こっているときは、まず肩や首の力を抜いてリラックスさせましょう。
血流が悪くなっているので、首元を温めて安静にします。

肩こりが慢性化していると、一時的に筋肉がゆるんでも、またすぐに緊張状態になるので、日頃から肩まわり、首まわりの筋肉をほぐすストレッチを心がけましょう。
同じ姿勢でいるのが最も肩こりの原因になりやすく、また、吐き気を招きやすくなります。

肩まわりや首まわりの筋肉が硬くなると、緊張型頭痛になって吐き気を引き起こすことがあります。
自律神経や脳圧に関係する吐き気は、頭痛とセットになっていることが多く、どんな頭痛で吐き気が起きているのかを判断しないと、誤った対応をすることがあります。

先に述べたように、「首元を温める」のが有効なのは緊張型頭痛で、筋肉の緊張で圧迫された血管を、筋肉をほぐすことで解放して血流を回復することが目的です。筋肉がゆるむと、血管とともに神経も解放されるので、自律神経の働きが正常になり、嘔吐中枢への刺激がなくなります。

片頭痛(偏頭痛)の場合は、緊張型頭痛とは逆に、ストレスや何らかの刺激で頭部の血管が拡張して起こるものなので、「首元を冷やす」のが正解です。
温めてしまうと血管の拡張をさらに促してしまうので、拡張を抑えるために冷やしたほうがいいのです。
片頭痛は、緊張型頭痛より吐き気を伴うことが多いので「頭の片方が脈打つように痛い」といった場合は首元を冷やしましょう。

頭痛より、肩こりによる痛みや倦怠感、頭の重い感じ、目の奥の違和感などとあわせて吐き気を感じる場合は、脳圧が高くなっている可能性があります。
脳圧の上昇は、姿勢の悪さにも原因があります。
猫背の人は、背中が丸まって肩が前に落ち、あごを突き出した格好になっています。この状態だと、後頭部が首にくっついて首と頭の付け根を圧迫します。

そのような姿勢を続けていると、後頭部の頭蓋骨がだんだん前の方にずれていき、髄液が循環している首の脊柱管を圧迫して循環を滞らせてしまいます。
髄液が流れていかないと、頭蓋骨内の髄液が過剰になって脳圧が上昇し、頭が重く感じたり吐き気がしたりするのです。

肩こりで吐き気を感じたら、あごが突き出ていないか、背中が丸くなっていないか姿勢のチェックしてみましょう。
体を起こして軽く胸を張ってあごを引き、その状態でしばらくリラックスして様子をみましょう。
すぐには改善しないかもしれませんが、繰り返し正しい姿勢を意識すれば、頻繁だった肩こりや吐き気が緩和されるでしょう。

猫背になりがちなのは、職場でパソコンに向かったり、テレビやゲームに熱中したりしているときです。
運動不足で腹筋や背筋が弱くなっていると、知らず知らずのうちに背中を丸めた楽な姿勢になり、モニターを見るために目線を上げると、あごが突き出てしまいます。
熱中していると姿勢の苦しさに気がつかず、ついつい同じ姿勢で固まってしまうので、意識的に立ち上がって伸びをするなどの休憩を取るようにしましょう。

特に、1日中デスクで作業をする人は慢性の肩こりになりやすいので、肩を前後にグルグル回したり、首をゆっくり左右に回したりして、肩まわりと首まわりの筋肉をほぐす習慣をつけましょう。

姿勢に気をつけたり、ストレッチを始めたりしても、朝起きると肩こりが戻っている、などという人は、枕が合っていないのかもしれません。
枕が高すぎたり、低すぎたりすると、首まわりの筋肉を緊張させてしまいます。
せっかくの疲労を取るための睡眠なのに、逆に疲れてしまうのはもったいないことです。

また、枕の硬さも影響があります。
好みもありますが、硬すぎたり、柔らかすぎたりすれば寝返りが打ちにくいので首や肩へ負担をかけます。

いま使っている枕を見直して、あおむけに寝たときに目線が真上になる枕を選びましょう。
最近は百貨店の寝具売り場などに枕専門のコーナーが設けられていることも多いので、相談するのもいいでしょう。

この記事を書いたプロ

大畠将司

姿勢矯正と肩こり整体のプロ

大畠将司(大畠整骨院)

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