なぜ私の整骨院は、保険診療をやらないのか? パート1

大畠将司

大畠将司

テーマ:その他

『保険診療王国』と言われる徳島の整骨・接骨業界にあって、保険診療をまったくやらない【完全自由診療院】は当院だけかもしれません。

実は4年前までは、私の整骨院でも保険診療をやっていたんです。
でも、止めました。
では、なぜ私の整骨院が保険診療をやらなくなったのか?

1番目の理由が
『整骨・接骨の保険診療では、低レベルの治療(施術)しか提供できないから』
2番目の理由が
『保険診療で良くならなかった患者様を助けるため』
3番目の理由が
『整骨・接骨の保険診療は、不正請求が発生しやすいから』

このコラムでは、一番目の理由について書きます。
2番目や3番目の理由については、いずれまたの機会に書かせてください。

では、1番目の理由の『整骨・接骨の保険診療では、低レベルの治療(施術)しか提供できないから』について。

「整骨・接骨の保険診療は低レベル」という言い方は失礼かもしれませんが、事実そうなんです。
では、なぜそう言えるのかを書きます。

世間の方々は、整骨・接骨業界の事ってほとんど理解していないと思います。
当然、『正規の料金』なんて全く分からないですよね。

ほとんどの方が
腰部捻挫は〇〇円とか
指関節捻挫は〇〇円とか
この治療法は〇〇円とか
何分治療したら〇〇円とか
そんな料金体系になっていると思っているのはありませんか?
でもこれが全然違うんです。

整骨院・接骨院が健康保険適用で療養を行う場合、県と『保険協定』を結ばなくてはなりません。
その保険協定に、正規の料金が定められています。

今から書く料金は、私がまだ保険診療をやっていた2010年頃の料金になりますが、今でもそんなに大きくは変わっていないでしょうから、その頃の料金に基づいて説明します。

例えば、ギックリ腰で整骨院・接骨院にかかった場合
初検料:1270円
施療料:740円
初回の総費用額:1270円+740円=2010円
よって会計で支払う一部負担金は、2010円×3割=603円

2回目以降では
後療料:490円
電気および温熱料:110円
総費用額:490円+110円=600円
よって会計で支払う一部負担金は、600円×3割=180円

多少の差異はあるかも知れませんが、ほぼこの額です。
現実の支払いは、多くの整骨院・接骨院が水増しを行いますので、初回が千円から二千円で、2回目以降が500円から800円くらいになると思います。
※これが、厚労省も問題視している、『整骨院・接骨院の不正請求』です。

ではもう一度、先に書いた『正規の料金』をご覧ください。
初回の総費用額が2010円で、2回目以降の総費用額が600円です。
施術に関する料金で言えば、初回は740円で、2回目以降は490円です。

さて、ココからが重要となりますので、じっくりとお読みくださいね(^。^)y-.。o○

実はこの料金、重症のギックリ腰であろうと、ほんの軽い突き指であろうと、この額です。
どのような施術を行おうと、どのような電気治療を行おうと、この額です。
120分間の治療でも、1分間の治療でも、この額です。

コレが、整骨院・接骨院の『正規な料金』なのです。

初回740円、2回目以降490円。
この正規の料金で、いったいどんなレベルの治療(施術)が可能でしょうか?
痛くて困っている患者様に、どのような治療(施術)が可能でしょうか?

私は、困っている患者様を助けてあげたいのです。
一人でも多く助けてあげたいです。
でも、保険協定を順守した正しい保険診療だと、助けてあげられる患者様は軽症の方に限られてしまいます。

本当に困っているのは、重症の患者さまや長患いの患者さまたちです。
そのような患者さまをお助けするには、「自由診療しかない」と考えています。
なぜならば、私の持てる技術をフルに生かした治療(施術)ができるからです。

大畠整骨院ホームページ [http://www.oohata-seikotsu.jp/]

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大畠将司
専門家

大畠将司(柔道整復師)

大畠整骨院

昭和55年、20歳で整体の道に進み、すでに施術歴43年が過ぎました。肩こり専門に、これだけの経験がある者はそうはいないでしょう。圧倒的な経験に基づく熟練の技で、あなたの肩首をリフレッシュします。

大畠将司プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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