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原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

【小学生】算数が苦手だから「算数だけ勉強する」で大丈夫?文章題が解けない本当の原因

原田恭兵

原田恭兵

テーマ:子育て

「うちの子、算数が苦手なんです」

そう聞くと、

「じゃあ、もっと算数を勉強させた方がいいのかな」

と考える方も多いと思います。

もちろん、
計算が苦手なら計算練習は必要です。

九九が十分に身についていないのであれば、
九九の練習も必要でしょう。

しかし、
未来舎で子どもたちを見ていると、

算数ができない原因が、
必ずしも「算数」にあるとは限りません。

特にそれがよく分かるのが、算数の文章題です。

計算問題はできる。

ところが文章題になると急に手が止まる。

そんな子に計算問題をたくさんさせても、
文章題ができるようになるとは限りません。

なぜなら文章題では、
計算する前にいくつもの力が必要になるからです。

計算はできるのに、なぜ文章題になると解けない?

例えば、

「1本120円の鉛筆を3本買いました。代金はいくらでしょう。」

という問題があったとします。

計算そのものは、

120×3

です。

しかし、
文章題ではいきなり計算をしているわけではありません。

まず、

「1本が120円」

という情報を読み取る。

次に、

「それを3本買う」

という状況を理解する。

そして、

「120円が3つ分だから掛け算だ」

と考える。

そこから初めて、

120×3

という式になります。

つまり文章題では、

文章を読む

状況を理解する

必要な情報を見つける

数字同士の関係を考える

式にする

計算する

という流れが必要です。

最後の「計算」ができても、
その前のどこかでつまずいていれば文章題は解けません。

未来舎では「文章のどこからその式になったの?」を確認します

未来舎で文章題を見るときに大切にしていることがあります。

それは、

「文章のどこから、その式になったの?」

を確認することです。

先ほどの問題で子どもが、

120×3

と書いたとします。

式も答えも正解です。

でも、それだけで終わらせないことがあります。

「120って何の数字?」

「3は何を表している?」

「文章のどこを見て掛け算だと思った?」

と確認します。

なぜここまで確認するのでしょうか。

正しい式を書けたことと、
文章の意味を理解して式を作れたことは、
必ずしも同じではないからです。

答えが合っていても、本当に理解しているとは限らない

文章題が苦手な子の中には、
問題に数字が2つ出てくると、

「足し算かな?」

「掛け算かな?」

と、とりあえず計算してしまう子もいます。

それでも、たまたま正解することがあります。

また、学校や塾で似た問題を何度も解いていれば、

「この形の問題は掛け算」

と覚えていることもあります。

それ自体が悪いわけではありません。

ただ、

問題の意味を理解しているのか、
問題の形を覚えているだけなのか


は確認する必要があります。

問題の数字や聞かれ方が少し変わっただけで
解けなくなるのであれば、
本当に理解できているとは言いにくいでしょう。

だから未来舎では、

「式が合っているか」だけではなく、
「なぜその式になるのか」を説明できるか

も大切にしています。

文章題が苦手な子は「国語の力」でつまずいていることもある

ここで考えてほしいのが、文章題という言葉です。

「算数」の問題ではありますが、
最初にするのは計算ではありません。

文章を読むことです。

何が書かれているのか。

誰が何をしたのか。

何が分かっているのか。

何を求めなければならないのか。

どの数字とどの数字が関係しているのか。

これらを読み取ってから計算します。

つまり算数の文章題には、
計算力だけではなく、

文章を正確に読む力や、
書かれている内容を整理する力

も必要です。

だから、

「文章題が苦手だから算数の問題集を増やそう」

だけでは、
うまくいかない場合があります。

つまずいているのが計算ではなく、
その前の「読む」「整理する」という部分なら、
そこに目を向ける必要があります。

「算数が苦手=算数だけ勉強する」ではない

学校では、

国語
算数
理科
社会

と教科が分かれています。

しかし、
子どもが勉強するときに使っている力は、
教科ごとに完全に分かれているわけではありません。

算数の文章題では国語の読解力が必要になる。

理科の計算では、
算数で習った割合や単位の考え方を使う。

社会の記述問題では、
知識だけではなく文章にまとめる力が必要になる。

中学生になれば、
英語の長文でも必要な情報を文章から探す力が求められます。

一つの教科で身につけた力は、
ほかの教科でも使います。

だから私は、

「算数が苦手だから、
とにかく算数をたくさんやればいい」
とは限らない

と考えています。

「算数が苦手」ではなく「算数のどこで困っている?」を見る

例えば算数のテストが50点だったとします。

それだけを見ると、

「算数が苦手なんだ」

となってしまいます。

でも、同じ50点でも中身はまったく違います。

計算問題をたくさん間違えている。

文章題だけできていない。

図形が苦手。

単位の変換で間違えている。

問題文を読み間違えている。

最後まで解けず時間が足りない。

これらはすべて、必要な対策が違います。

計算ができていない子には、計算練習が必要です。

文章を読み取れていない子に計算問題を増やしても、
文章題の解決にはつながりにくいでしょう。

だから大切なのは、

「算数が苦手」と大きくまとめるのではなく、
「どこでできなくなっているのか」を見つけることです。

家庭でも「これは掛け算だよ」と教える前に

お子さんが文章題で困っていると、

「これは掛け算でしょ」

「120と3を掛けたらいいんだよ」

と教えたくなると思います。

もちろん、教えることが悪いわけではありません。

ただ、少し時間に余裕があるときは、式を教える前に、

「この120って何の数字?」

「3は何を表している?」

「文章のどこを見て、この式にしたの?」

と聞いてみてください。

答えが合っている問題でも構いません。

子ども自身が、

「1本120円って書いてある」

「3本買うから」

「120円が3つあるから掛け算」

と説明できれば、
文章と式がつながっています。

反対に、

「分からない」

「なんとなく」

「掛け算だと思ったから」

となるのであれば、
正解していても理解が十分ではない可能性があります。

子どもに式を教えることより、
「なぜその式なのか」を子ども自身に説明してもらう。

文章題では、このやり取りがとても大切だと思います。

苦手だから「もっとやる」の前に「なぜできない?」を考える

子どもが勉強でつまずくと、

「もっと問題を解かせよう」

と考えがちです。

もちろん、
練習量が不足していることもあります。

でも、その前に一度、

「なぜ、この問題ができなかったのだろう?」

と考えてみてほしいと思います。

計算ができなかったのか。

問題文の意味が分からなかったのか。

何を聞かれているか分からなかったのか。

式は作れたけれど計算を間違えたのか。

原因が分かれば、
次に何を勉強すればいいのかも変わります。

原因が分からないまま問題量だけを増やしてしまうと、

できない問題を、できないまま何度も繰り返す

ことになってしまうかもしれません。

小学生のうちに「なぜ?」を説明できるように

小学生の勉強では、
正しい答えを出すことはもちろん大切です。

でも、それと同じくらい、

「なぜ、この答えになるのか」

を説明できることも大切にしてほしいと思います。

これは算数だけの力ではありません。

文章を読む。

必要な情報を見つける。

自分で考える。

考えたことを説明する。

こうした力は、
中学生になってから
国語・数学・理科・社会・英語の
すべてにつながっていきます。

正解したから終わりではなく、
「どう考えたの?」まで確認する。

小学生のうちから、
この習慣を少しずつ身につけてほしいと思います。

未来舎では「答え」だけでなく「考え方」を見ています

未来舎では、問題の○と×だけではなく、

「なぜその答えになったのか」
「文章のどこからその式を作ったのか」
「どこで分からなくなったのか」

まで確認しながら、子ども自身が考えることを大切にしています。

算数が苦手だからといって、
単純に算数の問題量を増やせばいいとは限りません。

大切なのは、

その子がどこでつまずいているのかを見つけることです。

「計算はできるのに文章題が苦手」

「家で勉強しているけれど、なかなかできるようにならない」

「何を勉強させればいいのか分からない」

そんなお悩みがありましたら、
未来舎のホームページもご覧ください。

未来舎ホームページはこちら

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【小学生の勉強】「分からない」と言える子は伸びる?中学生になる前に身につけたい学習習慣

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原田恭兵
専門家

原田恭兵(塾講師)

学童塾 (株)未来舎

子ども達一人一人をよく見ること、いいところがあったらすぐ褒めること、コミュニケーションをしっかり取ることを重視しています。だからこそ、それぞれの伸ばすべき個性を生かし、人間力と学力を育みます。

原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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