【中学1年生】2学期から急に勉強が難しくなる?今のうちに知っておきたい「中1の壁」
中学1年生の保護者の方から、
「最初の定期テストは思っていたより点数が取れていました。」
「今のところ成績は悪くないので、まだ大丈夫かなと思っています。」
というお話を聞くことがあります。
もちろん、良い点数を取れたことは素晴らしいことです。
本人が頑張った結果ですし、自信にもつながります。
ただ、中学1年生の今だからこそ、
私は点数だけを見て「大丈夫」と判断しないでほしいと思っています。
なぜなら、中学校の勉強では、
「今、点数が取れていること」と「本当に理解できていること」が必ずしも同じではないからです。
そして、この違いは中学2年生、
中学3年生と学年が上がるにつれて、少しずつ大きな差になって表れてきます。
## 同じ80点でも、その中身は全く違います
例えば、数学で80点を取った2人の生徒がいたとします。
Aさんは、計算問題や基本問題はほとんど理解できています。
間違えた20点分は、少し難しい応用問題でした。
一方、Bさんは問題集の解き方を覚えてテストに臨みました。
似た問題は解けましたが、
問題文が少し変わると考え方が分からなくなり、20点を落としました。
結果だけを見れば、どちらも80点です。
しかし、この2人の「理解度」は同じでしょうか。
私は大きく違うと思います。
Aさんは、基礎を理解した上で応用問題に挑戦しています。
一方、Bさんは「この問題ならこの解き方」と形を覚えている状態かもしれません。
中学1年生の初めの頃は、テスト範囲も比較的狭く、学校のワークや教科書を繰り返すことで点数を取れる場合があります。
英語でも、教科書の英文をある程度覚えてしまえば、定期テストでは点数につながることがあります。
それ自体が悪いわけではありません。
繰り返し練習することも大切です。
しかし、その勉強だけを続けていると、学習内容が難しくなったときに壁にぶつかります。
英語なら、教科書にはない初めて見る英文。
数学なら、数字や条件が変わった問題。
理科や社会なら、知識を使って理由を考える問題。
こうした問題では、「覚えた答え」だけでは対応できません。
そこで初めて、
「今まで点数は取れていたのに、急に分からなくなった。」
ということが起こります。
実際には急に分からなくなったのではなく、
それまで見えなかった理解の浅さが、問題が難しくなることで表に出てきた
という場合もあります。
テストで本当に見てほしいのは「何点落としたか」ではなく「なぜ
テストが返ってくると、まず点数を見るのは当然です。
でも、その次にぜひ答案を見てください。
例えば20点落としていたとしても、その内容によって今後の対策は全く違います。
計算ミスが多いのであれば、
途中式の書き方や見直しの習慣に問題があるのかもしれません。
英単語を書けていないのであれば、
単純に覚える量が足りていない可能性があります。
文章問題だけ間違えているのであれば、
問題文から必要な情報を読み取る力に課題があるかもしれません。
そして、基本問題から間違えているのであれば、
その単元自体をもう一度学び直す必要があります。
同じ「20点の失点」でも、対策は全く違います。
だから、
「80点だからまあいいか。」
「60点だからもっと勉強しなさい。」
だけでは、本当の課題は見えてきません。
大切なのは、
「その点数になった理由を知ること」
です。
保護者の方がお子さんに聞く場合も、
「なんでこんな問題を間違えたの?」
と責めるのではなく、
「この問題、どこで迷った?」
と聞いてみてください。
すると、
「問題の意味が分からなかった。」
「公式を忘れていた。」
「時間が足りなかった。」
「本当は分かっていたけど計算を間違えた。」
など、お子さん自身から原因が見えてくることがあります。
ここまで分かれば、次に何をすればいいのかも見えてきます。
テストは、子どもを評価するためだけのものではありません。
今の学習状況を確認するための診断材料でもあるのです。
中1で大切なのは「今の点数」より「中2・中3でも通用する勉強
中学1年生の頃は、まだテスト前に集中して勉強するだけで高得点を取れる子もいます。
ところが、中学2年生になると学習内容が一気に難しくなります。
数学では一次関数や図形の証明。
英語では文法事項が増え、英文も長くなります。
理科や社会でも、単純に言葉を覚えるだけではなく、
資料を読み取ったり理由を考えたりする問題が増えていきます。
そこで強いのは、
「テスト前に覚える子」
ではなく、
「普段から理解を積み重ねている子」
です。
例えば毎日30分でも、
学校で習ったところを確認する。
分からない問題に印をつける。
先生に質問する。
数日後にもう一度解いてみる。
こうした習慣がある子は、テスト前にゼロから勉強を始める必要がありません。
一方で、普段は何もせず、テスト前だけ大量に覚える勉強を続けていると、
学習量が増えたときに限界が来やすくなります。
だから、中学1年生の保護者の方には、
「今回は何点だった?」
だけではなく、
「どんな勉強をして、その点数を取ったの?」
という視点を持ってほしいと思います。
今回90点だったとしても、テスト前日に詰め込んだ結果なら、勉強方法は一度見直した方がいいかもしれません。
逆に70点だったとしても、毎日勉強する習慣がつき始め、以前できなかった問題ができるようになっているのであれば、その子は伸びる途中にいるのかもしれません。
今の点数だけでは、その子の未来は分かりません。
大切なのは、
これから伸び続けられる勉強の仕方を身につけているかどうかです。
点数が良い今こそ「本当に分かっている?」を確認してほしい
成績が下がってから、
「何とかしないと。」
と考える家庭は多いと思います。
でも、本当は成績が下がる前に確認できれば、その方がずっと楽です。
特に中学1年生は、まだ最初に戻れます。
数学の正負の数があやふやなら、今ならやり直せます。
英語のbe動詞と一般動詞が混ざっているなら、今なら整理できます。
毎日の勉強習慣がないなら、今から作れます。
だからこそ、点数が取れている今も、
「本当に理解できているかな?」
と一度確認してみてください。
例えば、テストが終わって1週間後に、間違えた問題をもう一度解かせてみる。
何も見ずに解ければ、理解が定着している可能性が高いです。
でも、
「これどうやるんだっけ?」
となるのであれば、その場では覚えていても、本当の意味では身についていなかったのかもしれません。
私は、
「テスト当日に解ける」より「時間が経っても自分で解ける」
ことの方が大切だと思っています。
高校受験では、中学1年生で習った内容を2年以上たってから使います。
そのときに必要なのは、テスト前だけ覚えた知識ではなく、
自分の中にしっかり残った理解です。
未来舎でも、テストが終わったら点数だけを見て終わるのではなく、
どこを間違えたのか。
なぜ間違えたのか。
どこまで戻る必要があるのか。
を確認し、その後の学習につなげることを大切にしています。
中学1年生は、まだ高校受験まで時間があります。
だからこそ、今は目の前の点数を追いかけるだけではなく、
中学2年生、中学3年生になっても伸び続けられる勉強の土台を作る時期です。
徳島県で中学1年生向けの学習塾をお探しの方や、
「点数は取れているけれど、本当に理解できているのか心配。」
「テスト前しか勉強していない。」
「今の勉強方法でこの先大丈夫なのか気になる。」
という方は、ぜひ未来舎のホームページもご覧ください。
未来舎が大切にしている学習方法や、子どもたちへの指導についてご紹介しています。
▼未来舎ホームページはこちら
https://www.miraisha1994.info/
点数は、子どもの学力のすべてではありません。
その答案の中には、
「今できていること」と、
「これからできるようになること」の両方が隠れています。
中学1年生の今だからこそ、その小さなサインを見逃さず、これから伸びるための学びにつなげてほしいと思います。


