【中学2年生】「受験はまだ来年」が危ない?中2の夏から差が広がる理由
夏休みが始まったとき、
「今年こそ毎日勉強しよう」
「宿題は早めに終わらせよう」
「苦手なところも復習しよう」
そんな目標を立てた子どもたちも多かったと思います。
ところが、気がつけば8月中旬。
「思っていたほど宿題が進んでいない」
「最初の数日は勉強していたけれど、最近はほとんどしていない」
「夜寝るのが遅くなって、朝もなかなか起きられない」
「ゲームやスマホの時間が増えている」
そんなご家庭もあるのではないでしょうか。
でも、ここで、
「夏休み前半を無駄にしてしまった」
と思う必要はありません。
大切なのは、過ぎてしまった日を振り返って後悔することではなく、
残っている夏休みをどう使うか。
夏休み後半の過ごし方を少し変えるだけでも、2学期のスタートは変わります。
夏休み前半の計画が崩れていても大丈夫
夏休み前に立てた計画。
毎日1時間勉強する。
午前中に宿題をする。
7月中に宿題を終わらせる。
しかし、計画通りに進まなかった。
そんな子もいるでしょう。
それ自体は悪いことではありません。
むしろ大切なのは、
「なぜ計画通りにできなかったのか」
を考えることです。
毎日2時間という目標が大きすぎた。
勉強する時間を決めていなかった。
宿題がどれくらいあるか把握していなかった。
ゲームを始めるとやめられなかった。
予定を詰め込みすぎていた。
原因が分かれば、後半の計画を変えることができます。
計画は、一度決めたら絶対に守らなければならないものではありません。
うまくいかなければ修正する。
これも、子どもたちに身につけてほしい大切な力です。
まず「残っているもの」を全部見えるようにする
夏休み後半、最初にしてほしいことがあります。
それは、
残っている宿題を全部確認することです。
ワーク。
プリント。
読書感想文。
自由研究。
作文。
作品づくり。
学校によって宿題はさまざまです。
「たぶんこれくらい」
ではなく、一度全部出してみましょう。
そして、
終わっているもの。
途中のもの。
まだ始めていないもの。
に分けます。
子どもが、
「宿題いっぱい残ってる……」
と思っていても、実際に確認すると、
「あとこれだけだった」
ということもあります。
逆に、
「ほとんど終わってる」
と思っていたら、大きな宿題が残っていたということもあります。
まず現在地を知る。
そこから後半の計画を立てます。
「全部やる」ではなく、今日やることを決める
宿題がたくさん残っていると、
「早く全部終わらせなさい!」
と言いたくなります。
でも、「全部」という目標は大きすぎます。
例えば、
「今日は数学のワーク4ページ」
「読書感想文の本を30ページ読む」
「自由研究の写真を整理する」
など、今日やることまで小さくします。
そして終わったらチェックを入れる。
一つ終わったことが目に見えると、
「今日はここまでできた」
という達成感が生まれます。
夏休み後半だからこそ、
大きな目標を、小さな行動に分ける。
これを意識してみてください。
宿題を終わらせるだけでは、少しもったいない
夏休み後半になると、どうしても、
「とにかく宿題を終わらせないと」
となってしまいます。
もちろん、提出期限までに終わらせることは大切です。
でも、せっかくたくさんの問題を解いたのであれば、それを学力につなげてほしいと思います。
例えば算数や数学のワーク。
間違えた問題に印をつけておく。
答えを確認する。
そして翌日、もう一度解く。
英語なら、間違えた単語をまとめておく。
漢字なら、書けなかった漢字だけもう一度練習する。
夏休みの宿題には、
「自分が何を分かっていないのかを見つける」
という使い方もあります。
宿題を終わらせることをゴールにするのではなく、
「夏休み前より何ができるようになったか」
を大切にしてほしいと思います。
苦手克服は「全部」やらなくていい
夏休みに、
「1学期の復習をしよう」
と思っていたけれど、まだできていない。
そんな場合も焦らなくて大丈夫です。
今から全教科、全単元をやり直そうとすると大変です。
それなら、
苦手を一つだけ決めてみてください。
小学生なら、
九九。
分数。
漢字。
文章問題。
中学生なら、
正負の数。
文字式。
英単語。
be動詞と一般動詞。
自分が特に苦手なものを一つ選びます。
そして、夏休みが終わるまでに、
「これだけは前よりできるようになった」
というものを作る。
全部を少しずつやるより、一つの苦手を克服した経験の方が、子どもの自信につながることもあります。
2学期の予習より、まず1学期の「分からない」を減らす
「2学期に備えて予習をした方がいいですか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、余裕があれば予習するのもいいでしょう。
ただ、1学期の内容に苦手が残っているのであれば、私は復習を優先してほしいと思います。
特に算数・数学や英語は、これまで学んだ内容の上に新しい内容が積み重なっていきます。
土台が不安定なまま先へ進むより、
今ある「分からない」を一つでも減らしておく。
その方が2学期の授業を理解しやすくなります。
学校の授業が進んでいない夏休みは、前に戻れる貴重な時間です。
生活リズムも少しずつ学校モードへ
勉強と同じくらい、夏休み後半に意識してほしいのが生活リズムです。
夏休みになると、
寝る時間が遅くなる。
朝起きる時間が遅くなる。
朝食の時間がずれる。
夜遅くまでスマホやゲームをする。
という生活になりやすくなります。
夏休み最終日に突然、
「明日から6時半に起きるよ」
と変えるのは大変です。
そこで、後半から少しずつ戻していきましょう。
例えば、今まで9時に起きているなら8時30分。
数日後には8時。
さらに少し早くする。
一気に変える必要はありません。
学校が始まる前から少しずつ戻す。
2学期初日から授業に集中するためにも、生活リズムの準備は大切です。
スマホやゲームも「禁止」ではなくルールを見直す
夏休みは自由な時間が増える分、スマホやゲームの時間も増えやすくなります。
未来舎では、スマホを持つことやゲームをすること自体が悪いとは考えていません。
大切なのは、
自分で時間を管理できるかどうか
です。
例えば、
「午前中の宿題が終わってからゲームをする」
「夜○時以降はスマホを使わない」
「勉強中はスマホを別の場所に置く」
など、家庭でルールを決める。
そして保護者だけで決めるのではなく、できれば子ども自身にも、
「どうしたら守れそう?」
と考えてもらう。
自分で決めたルールを守る経験も、自己管理の練習になります。
夏休みだからこそ「勉強以外」も大切に
ここまで勉強について書いてきましたが、残りの夏休みを全部勉強に使ってほしいわけではありません。
家族で出かける。
友達と遊ぶ。
本を読む。
料理をする。
自然に触れる。
初めての場所へ行く。
普段できない経験をする。
こうした時間も、子どもたちにとって大切です。
以前のコラムでもお伝えしましたが、学びは机の上だけにあるものではありません。
体験の中で、
「なんで?」
「これってどうなってるの?」
と感じることも学びです。
だから、
勉強するときは勉強する。遊ぶときは思い切り遊ぶ。
残りの夏休みも、メリハリをつけて過ごしてほしいと思います。
夏休み後半は「できなかったこと」より「これからできること」
夏休み前半を振り返って、
「全然勉強できなかった」
「宿題が終わっていない」
「計画通りにいかなかった」
と思っている子もいるでしょう。
でも、夏休みはまだ終わっていません。
今からできることがあります。
宿題を整理する。
今日やることを決める。
苦手を一つ復習する。
生活リズムを少し戻す。
スマホの使い方を見直す。
一つずつで構いません。
大切なのは、
「もう遅い」と諦めることではなく、「今日から何をするか」を決めることです。
2学期のスタートは、夏休み後半から始まっている
夏休みが終われば、また学校生活が始まります。
新しい単元を学びます。
行事もあります。
中学生ならテストも待っています。
2学期が始まってから、
「そろそろ勉強しよう」
ではなく、夏休み後半から少しずつ準備を始めておく。
それだけで、新学期のスタートは変わります。
未来舎では、ただ勉強時間を増やすのではなく、一人ひとりの「分からない」を見つけ、必要なところまで戻って学習することを大切にしています。
「夏休み、思ったように勉強できていない」
「宿題はしているけれど、本当に理解できているか心配」
「2学期から授業についていけるか不安」
そんな場合は、一度学習の状況を見直してみませんか。
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夏休み前半に何ができたかより、今日から何をするか。
残りの夏休みを、2学期の「できた!」につなげていきましょう。


