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机上査定と訪問査定
住まいの売却を検討しているお客様から「机上査定と訪問査定では、どちらが良いですか」と、よく質問を受けます。
そこで今回は、机上査定と訪問査定、双方の違いについてご説明します。
売却の時期で適性を判断する
お客様からマンション・戸建ての査定のご相談をいただいた場合、まず、売却したい時期をお聞きします。
早い時期の売却を希望している場合、実際にご自宅にお邪魔して細かくお部屋のコンディションを確認した上で金額を出す『訪問査定』になる場合がほとんどです。
一方、それほど急いではおらず、たとえば、「来年、もしくは再来年に住み替えを検討している」というお客様の場合、「わざわざ家に来なくてもいい」と言われることが多くなるため、周辺の取引事例や成約事例から導き出した金額での『机上査定』になります。
机上査定の場合
マンションの机上査定だと徳島県内の物件だと取引事例が多くあるので大体の価格はすぐに出せます。
また、階数や間取り、広さなどで物件により金額は変わってきます。
いま売却するならこのくらいの価格と出せますが、内装、設備の状態によって100万円以上変わってくる場合もあります。
戸建ての場合、所在地、土地の大きさや建物の大きさ、築年数、接道状況などで机上査定を行います。
戸建ての場合は内装、設備の状態に加え外壁、屋根などの状態により査定金額も変わってきます。
また、最近はGoogleの「ストリートビュー」で敷地が傾斜地なのか否か、道路からフラットなのかなど、現地に行かなくともある程度わかります。
訪問査定の場合
マンションでも戸建一軒家でも、外から見た場合と中を拝見した場合では大きな違いがあることが少なくありません。
「築年数の割には部屋のコンディションが悪い」などはその最たるもの。もちろん、「築年数の割に状態が良い」という逆のケースもあります。たとえば、売主様がすごく綺麗好きで掃除をマメに行っている場合、平成初頭に建てられた物件なのに部屋の中がとても良い状態に保たれているケースがあります。
逆に、ペットを飼っているといった場合、爪を研いだせいで柱がガリガリになっていたり、お子さんの落書きや物をぶつけて壁に穴が開いていたりそういったコンディションは、部屋の中に入ってみないとわかりません。
訪問査定では、実際に現地に足を運び、立地や周辺環境はもとより、建物や部屋の状態を確かめた上で算定するため、正確な金額が提示できます。
あまりにもコンディションが悪く、リフォームが必要と判断した場合、建物の評価額が下がるのは避けられません。
その物件を購入した人が直さなくてはならなくなるため、その分を割り引いた査定額になるからです。
まとめ
査定の精度という意味では、机上査定ではわからない部分があるため、訪問査定に軍配が上がります。
やはり不動産は現地確認が大事になります。
自分で購入する場合、物件の確認は何度も現地に確認に行きます。
昼間、夜、悪天候時などでも判断が変わってくる場合もあります。
机上査定で一方、来年や再来年の住み替えを検討しているという場合は、目安としての金額となります。
今の時代、コロナもあったり、ウッドショックで木材価格が上がったりここ数年でも色んな事がありました。
金利、社会情勢、価値観の変化などもありますので数年後の価格予想は難しくなってますが、どちらにせよ本気で売却をご検討であれば訪問査定をお勧めします。