義理人情と不動産
競売の再開
コロナの影響で暫く徳島の裁判所の競売は実施されていませんでしたが令和2年8月4日入札から再開となりました。
念のため徳島地裁の執行官室に行ってみると今年の4月の法改正で提出書類が一部変更になっていました。
具体的には「暴力団員等に該当しない旨の陳述書」が必要になっています。
また個人の場合は住民票の提出も入札時に必要となります。
売却スケジュール
あと、売却スケジュールも少し変更になってます。
以前は開札から約1週間で売却許可決定となってましたが、今回から3週間後に延びています。
これは、買受人が暴力団員等でないことを警察に紹介するためだそうです。
また、宅建業者の場合は免許証の写しも提出が必要になりました。
この提出により警察への照会は省略されるようです。
但し売却許可決定のスケジュールが早くなるわけではありません。
売却許可決定になると次に代金納付期日通知が来ます。
これは売却許可決定から1ヶ月以内の日が定められます。
残金は一括で支払う必要があります。
(残代金の納付時には、所有権移転登記に伴う登録免許税も納付となります。)
その後、裁判所の書記官が法務局に嘱託登記手続きを依頼してくれます。
競売は提出書類や書き方に不備があると落札出来ても無効になりますし、普通の不動産売買と違い前の所有者や第三者が居住している場合、立ち退き交渉が必要な場合もあります。
不安な方は競売代行もできる不動産業者にご相談することをお勧めします。
(エフステージでも可能です。)