売れない物件、売るためのポイントは

藤本忠昭

藤本忠昭

テーマ:不動産コラム

売れない不動産には理由があります。
通常ほとんどの物件は半年以内には売れますが、売れない物件というのは
やはり売れない理由があります。

高すぎる値付け


不動産は1つの物件ごとに価格は違います。

勿論価格だけではないのですが、相場より高い物件はなかなか売れません。

売主の方は高く売却できた方がいいのは良くわかりますが、
不動産業者によってはわざと高い価格をつけて仲介業務を任せてもらおうとする人もいます。
相場の良くわからない売主はその業者を信用してもなかなか売れない状態が続きます。

また、売主さんにこの価格でなら売れますよと適正な査定価格を提示しても、

「もっと高くないと売りません」
という方も結構います。


このような場合も長い間売却が出来なくなり、中古住宅などの場合、
年度が変わると築年数も古くなり
価格もさらに安くなります。

囲い込み業者に頼むと遅くなる


名前の知れた大手の不動産会社の中にもいまだに
囲い込みを行う業者はいます。

囲い込みというのは、他の不動産会社からの問い合わせに応じなかったり、
売れていないのに契約が決まっているなどと嘘を言い他の業者に案内をさせない行為を言います
何故このようなことをするかというと「両手仲介」にしたいためです。

売主、買主双方から仲介料をもらうことを両手仲介というのですが、
他の業者に案内させて決まると仲介料が片方からしかもらえないから
案内をさせないのです。

このような業者に任せると成約が遅くなります。

大手会社ほど、人件費や理費、広告宣伝費、全国に広がる店舗網の維持費などの
コスト負担も大きいため、両手仲介を目標にしている会社もあると聞きます。

一般媒介契約にしている


高すぎる値付けの物件は売れないから
複数の不動産会社に依頼しようとする売主の心理もわかります。

ただし、1社に任せる専任媒介契約と違って、
複数に依頼する一般媒介契約では、一応物件は掲載しますが、
他社で売却が決まると1円にもならないので積極的に販売活動を行いません。

また、状況報告の義務もないので売れそうにない物件には
積極的に広告宣伝費はかける業者はいません。



どうすれば売れるの?


信頼できそうな営業マンに出会えたらその方の意見を
聞いたうえで価格設定を間違えないことが早く売却できるコツです。


信頼できる営業マンのいる不動産会社1社に任せて
適正な価格で売却活動を行ってもらうことが
早期売却のポイントだと思います。

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藤本忠昭
専門家

藤本忠昭(不動産買取・売却のプロ)

エフステージ株式会社

不動産投資家として培った実践的なノウハウをもとに、戸建て住宅や中古マンションなどの売買・仲介を実施。的確なリフォーム・リノベを通じて物件の付加価値を高め、より有利な条件で売買できるようサポート

藤本忠昭プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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