「最近よく眠れていますか?」

仕事が忙しいとき、自分の疲れやストレスを後回しにしてしまうことはありませんか。
「今は忙しいから仕方がない」「もう少し頑張れば落ち着くはずだ」
そう考えながら、休むことや誰かに相談することを先延ばしにしてしまう人もいるのではないでしょうか。
11月は「過労死等防止啓発月間」です。
この機会に、自分自身の心と体の状態、そして今の働き方について、少し立ち止まって考えてみませんか。
1.頑張っていると、自分の変化に気づきにくい
仕事をするうえで、忙しい時期や大変な場面は誰にでもあります。
多少の疲れを感じても、仕事を終わらせることを優先したり、周囲に迷惑をかけないように頑張ったりすることもあるでしょう。
ただ、疲れやストレスが続いているときには、自分の変化に目を向けることも大切です。
例えば、次のような変化はありませんか。
- 以前より疲れが取れにくくなった
- 仕事のことが頭から離れず、十分に休めない
- 些細なことでイライラしたり、落ち込んだりする
- 仕事への意欲が低下している
- 周囲の人とのコミュニケーションが負担に感じられる
こうした変化があったからといって、必ずしも特定の原因があるとは限りません。
しかし、いつもと違う状態が続いているなら、自分の心と体が発しているサインかもしれません。
忙しいときほど、自分の状態を振り返る時間を意識してつくってみましょう。
2.ストレスの原因は、自分の中だけにあるとは限らない
ストレスを感じたとき、「自分の考え方を変えなければ」「もっと頑張らなければ」と考える人もいるかもしれません。
もちろん、自分の受け止め方や対処の仕方を振り返ることが役立つ場合はあります。
一方で、ストレスの原因は、自分の考え方だけにあるとは限りません。
例えば、仕事の量が多すぎる、役割や責任が曖昧になっている、職場の人間関係に悩んでいるなど、働く環境が影響していることもあります。
そのような場合、自分だけで何とかしようとしても、状況を変えることが難しいかもしれません。
「自分が弱いからだ」と決めつけず、何が負担になっているのかを整理してみることが大切です。
仕事の進め方について上司に相談する、業務の優先順位を確認する、信頼できる人に話を聴いてもらうなど、状況に応じてできることを考えてみましょう。
3.相談することは、すぐに結論を出すことではない
悩みがあっても、誰かに相談することをためらう場合があります。
「こんなことで相談してもよいのだろうか」「話したところで何も変わらないのではないか」と考えてしまうこともあるでしょう。
また、職場の悩みを上司や同僚に話すことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。
そんなときには、職場以外の相談先を利用するという選択肢もあります。
相談するからといって、すぐに仕事を辞めたり、何か大きな決断をしたりする必要はありません。
自分が何に悩んでいるのかを言葉にしてみる。状況を整理してみる。これからどうしたいのかを考えてみる。
誰かに話を聴いてもらうことが、自分の状態や選択肢を見つめ直すきっかけになる場合もあります。
なお、心身の不調が続いている場合や、日常生活に支障が出ている場合には、無理をせず、医療機関や専門の相談窓口などに相談してください。
4.自分が大切にしたい働き方を考えてみる
仕事のストレスについて考えるとき、目の前の問題を解決することはもちろん大切です。
それに加えて、少し長い視点から、自分がどのように働いていきたいのかを考えてみることも役立ちます。
例えば、次のような問いを自分に投げかけてみてはいかがでしょうか。
- 今の仕事で、どのようなことにやりがいを感じているだろうか
- 反対に、どのようなことに負担を感じているだろうか
- 仕事を続けていくうえで、何を大切にしたいだろうか
- 今の職場で、変えられそうなことはあるだろうか
- 誰かに相談するとしたら、どのようなことを話したいだろうか
すぐに答えが出なくても構いません。
自分の気持ちや考えを整理することは、今後の働き方を考えるうえでも大切なことです。
おわりに
仕事に一生懸命取り組むことは大切です。
しかし、自分の心と体を犠牲にしてまで頑張り続ける必要はありません。
11月の過労死等防止啓発月間を機会に、普段は後回しにしがちな自分自身の状態に目を向けてみてください。
もし仕事や働き方について悩んでいるなら、一人で抱え込まず、誰かに相談することも考えてみましょう。
弊社のキャリア相談では、転職するかどうかを決めるだけでなく、今の仕事で感じていることを整理したり、自分が大切にしたいことを考えたりすることもできます。
自分らしく働き続けるために、まずは自分の声に耳を傾けることから始めてみませんか。


