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シリーズ「適職探し」から「キャリアをつくる」へ【第1回】「自分に合う仕事が分からない」ときは、まず仕事の地図を見てみよう

福島治男

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テーマ:キャリア



「自分に合う仕事が分からない」

仕事選びで、そんな悩みを持つ人は少なくありません。

そんなとき、私は少し違った質問をしてみたいと思います。

「そもそも、どんな仕事があるのか知っていますか?」

人は、知らないことに興味を持てない


私は仕事選びについて、よくこうお伝えしています。

人は、知らないことに興味を持てない。

例えば、旅行先を探すときも、知らない場所には「行ってみたい」と思いにくいものです。

まず、その場所を知る。

写真を見たり、話を聞いたりして、

「こんなところがあるんだ」
「ちょっと行ってみたい」

と思うところから始まります。

仕事も同じではないでしょうか。

人は、知らない職業には就けない


もう一つ、私が大切にしている言葉があります。

人は、知らない職業には就けない。

もちろん、偶然知らない仕事に出会うこともあります。

でも、存在を知らない仕事は、そもそも自分の選択肢には入りにくいでしょう。

私たちが普段思い浮かべる仕事は、実は世の中にある仕事のごく一部かもしれません。

JILPT(労働政策研究・研修機構)の「第5回改定厚生労働省編職業分類 職業名索引」では、職業分類のために整理された職業名が18,725掲載されています。

これは「日本には18,725種類の職業がある」という意味ではありません。

それでも、私たちが普段知っている仕事よりも、仕事の世界がずっと広いことは分かります。

だから、仕事選びでは「自分を知る」だけでなく、「仕事を知る」ことも大切なのです。



仕事の「地図」を見てみませんか?


そこで紹介したいのが、厚生労働省の「job tag(ジョブタグ)」です。

job tagでは、さまざまな職業について、仕事内容や就き方、必要な知識・スキルなどを調べることができます。

2026年3月現在、556の職業が掲載されています。

特におすすめしたいのが、「イメージ検索(地図))」です。

「営業」「事務」「看護師」のように、最初から職業名を知っている必要はありません。

仕事の場面や環境などから、いろいろな職業を眺めることができます。

まさに「仕事の地図を見る」ようなものだと言えるでしょう。

知らない場所に行くとき、まず地図を開きますよね。

仕事選びも同じです。

まずは地図を広げて、

「こんな仕事があるんだ」

「ちょっと面白そう」

と思える仕事を探してみる。

それだけでも、仕事選びの幅は変わってくるかもしれません。

「自分に合う仕事」を探す前に


仕事選びというと、

「自分は何に向いているんだろう?」

と考えがちです。

もちろん、自分を知ることは大切です。

でも、自分が知らない仕事の中から「自分に合う仕事」を見つけることはできません。

だから、

仕事を知る。 そして、自分を知る。

この両方が大切なのだと思います。

まずはjob tagで、今まで知らなかった仕事を眺めてみる。

「ちょっと気になる」

と思った仕事があれば、詳しく調べてみる。

そこから、自分の興味や得意なことについて考えてみる。

仕事選びは、そんなところから始めてもよいのではないでしょうか。

「自分に合う仕事が分からない」

そう感じたときは、いきなり答えを出そうとせず、まずは仕事の地図を広げてみてはいかがでしょうか?

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福島治男
専門家

福島治男(キャリアコンサルタント)

キャリアデザイン・メンタルサポート株式会社

製造業での会社員経験を生かしたキャリアコンサルティング。丁寧な傾聴で相談者の自律的な成長を支援します。組織課題を可視化することで、働く人と企業が共に成長できる環境づくりに貢献します。

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