「わたし」中心の思考になっているときのメカニズムと対処法
公認心理師・キャリアコンサルタントの徳田です。
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【ほんとうの主訴はどこにある？】
従業員の方との個別面談の中で
最初のきっかけは
職場環境などの「仕事上でも困り事」だったのが
お話をうかがう中で
「本当の困り事」は別のところにある
ことがよくあります。
おそらく、ご本人も無意識の部分で
長年抑圧してきたこと
あえてみないようにしてきたこと
が根っこにあって
そこが元で、夫婦関係や子育て、親子関係などで
困っている
そこがいつもひっかかっていて
職場でも同じような困り事が起きてしまう...
連鎖している、という状況。
お話をうかがっていく中で
「このクライエントさんが
本当に困っていることは
このことなんじゃないだろうか」
と心理師が気づく瞬間があります。
・・・
たとえば
根っこにある「困り事」が
「子育て」にあるとわかったとき。
心理師ができることは
「子育て専門の相談機関（行政）へつなぐ」
こと。
そのような機関（社会的資源）を紹介したとき
クライエントの方の表情がガラッと変わりました。
そして
「先生、こんなことまでしていただいて...
ありがとうございます！」
と笑顔で話されたのです。
「ひとすじの光がみえてきた」
そんな表情をされていました。
・・・
【心理師（産業）ができる支援のあり方】
心理師は、クライエントの方の
「困り事の根っこにある部分を探し当てる」
ことが大切だと、改めて感じます。
そして
より適切な支援へとつなぐ。
と同時に
クライエントの方の個別支援の継続はもちろん
他部署と連携しながら、職場環境改善に向けて
取り組んでいくこと。
＜事例性＞と＜疾病性＞
＜全体＞と＜個別＞
の両方の視点からの支援が求められます。
そのためには
心理師自身の
アンテナを広く持っておくことが
大切になります。
私自身も
心理師の立ち位置を改めて再確認しながら
これからも前へと歩みを進めていきたいと思います。
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「心の守り方」
「自分を知るためのメソッド」
「日々をていねいに生きるメソッド」等を
お届けしてまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
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公認心理師/キャリアコンサルタント/産業カウンセラー/日本音楽療法学会認定音楽療法士
徳田幸絵
