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小学校受験の準備はドリルから? 学校選びの前に大切にしたいこと
小学校受験を考えておられるご家庭から、
「何を準備すればよいでしょうか」とご相談を受けることがあります。
受験に向けて計画的に準備することは大切です。
ただ、「準備」をドリルやワークだけで考えてしまうと、
幼児期に大切にしたい経験が乏しくなってしまいます。
まず、なぜその学校を選ぶのか
受験準備を始める前に、ご家庭で考えていただきたいことがあります。
その学校の教育方針のどこに共感するのか。
お子さんの性格や興味、育ち方に合う環境か。
入学後、ご家庭としてどのように学校生活を支えていきたいか。
「評判がよいらしい」「周囲も受験するらしい」という情報は、学校を知るきっかけにはなります。
しかし、それだけで進路を決めるのではなく、
ご家庭それぞれの理由を考えておくことが大切です。
十分な準備は、ワークの量だけでは測れない
小学校受験には、それぞれの学校に応じた準備が必要でしょう。
一方で、幼児期の学びを、問題に答える練習だけに狭めないでほしいと思います。
初めてのものを見て興味を持つ。
実際に触れて確かめる。
感動する。
心奪われる。
うまくいかなかったときはさらに工夫する。
友達や大人と関わる。
自分の思いを伝える。
そうした直接的な経験は、子どもが自分で考え、表現していくための土台になります。
ドリルやワークを使う場合にも、子どもが実際に見たり、触れたり、試したりした経験と結びついているかを見ていただきたいのです。
受験を幼児期の目的にしない
私が心配するのは、受験を決めた途端、子どもの毎日が「できる・できない」の確認ばかりになり、
親が基準を設け、できなかったときに落胆し、
できないわが子を非難して親子の信頼関係を壊してしまうことです。
冗談ではありません。
実際に、こういったケースをたくさん見てきたからこそお話しているのです。
受験に向けた取り組みは親子で楽しく。
その他にも、親子でわくわくする時間や、その子自身が夢中になれる時間や機会を大切にしてほしいと思います。
受験をするのかどうかは、子どもの適正なども見て十分に考えて判断してほしいです。
そのうえで十分に考えて学校を選び、必要な準備をする。
その準備過程の中でも、子どもの育ちをよく見て、幼児期ならではの体験を積み重ねることをいとわない。
小学校受験を考えるご家庭には、この順番を大切にしていただきたいです。


