子どもを比較して育ててしまうのはなぜ?

岩永リタ

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テーマ:教育について

子どもを比べてしまうのはなぜ?比較が親子関係に残すもの


比べてはいけないと分かっていても比較してしまう


人は誰でも、誰かと比較されて評価されることを好みません。

「あの人はできるのに、あなたはできない」と言われた相手に、心から信頼を寄せることも難しいでしょう。

それにもかかわらず、わが子の子育てとなると、多くの保護者が無意識のうちに比較をしてしまいます。

比較の対象はさまざまです。
- 同じ年齢のお友だち
- 兄弟姉妹
- 保護者自身の子ども時代
- 育児書などに書かれている発達の目安

なぜ、比較してはいけないと分かっていながら、比べてしまうのでしょうか。

比較の背景にある親の願いと不安


比較の背景には、
「できるようになってほしい」
「将来困らないように育てたい」
という親の願いがあります。

同じ年齢の子どもができていることを、
わが子がまだできていないと、不安を感じるのは自然なことです。

つまり、
比較は無関心からではなく、愛情や責任感から生まれる場合も多いのです。


ただし、親の意図が愛情であっても、子どもが同じように受け取るとは限りません。

親は励ましているつもりでも、
子どもには

「自分はできない」
「今の自分では認めてもらえない」

というメッセージとして届くことがあります。


短所を指摘すれば、能力は伸びるのか


もし、誰かと比べて劣っている部分を指摘することで、子どもの能力が伸びるのであれば、
比較にも一定の意味があるでしょう。

しかし、実際にはどうでしょう。

「お友だちは、もうできているよ」
「お姉ちゃんは、もっと早くできたよ」
「ママが子どもの頃はできていた」

こうした言葉によって、意欲が高まる子どもばかりではありません。

むしろ、

「自分はできない」
「自分は足りない」
「頑張っても認めてもらえない」

という思いを抱くことがあります。

できていない部分に光を当て続けても、
その短所が長所へ変わるとは限りません。

自信や意欲を失い、親子の信頼関係に影響することもあります。

比較すると、すでにある長所が見えにくくなる

比較には、もう一つ大きな問題があります



それは、子どもがすでに持っているよさが、見えにくくなることです。

「同じ年齢の子どもより何ができていないか」という視点で見ていると、
その子特有の感性や集中力、優しさ、粘り強さなどを見落としてしまいます。

比較する子育てを手放すためには、まず、

「今、私は誰かと比べている」

と気づくことが大切です。


比較してしまった自分を責める必要はありません。


親自身の不安に気づき、子どもを見る視点を変えていく。

その小さな積み重ねが、親子の信頼を守ることにつながります。

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岩永リタ
専門家

岩永リタ(幼児教育指導)

七田式・滋賀(栗東教室/びわ湖大津教室)

故七田眞氏「魂の教育」右脳教育法を長年実践研究。「心の子育て×右脳教育」を保護者様方に指導し子供のみならず母親のサポートにも注力。本質を突いた洞察力と植物療法士としての視点からのセラピーが得意

岩永リタプロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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