「限界」を感じる忙しいママへ|専門家が伝える、仕事・育児・家事を抱えても疲れにくい5つの方法

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:悩んだ時の対処法

「もう無理......」と感じたことはありませんか?

 朝早くから家族を起こし、朝食を作り、子供を送り出したら急いで出勤。日中は仕事に追われ、帰宅すれば夕食の準備、片付け、お風呂、寝かしつけ。ようやくひと息つけたと思ったら、既に夜遅く。

 そんな生活を繰り返していると、ふとした瞬間に「もう限界かも」と感じることがあります。
これはあなたが弱いからではなく、毎日それだけ多くのことを抱えている証拠です。

疲れをためこまないための五つの方法


1.朝の5分間を「心の静かな時間」にする

 スマホやテレビを見ず、深呼吸や温かい飲み物で一日をスタート。
 忙しい朝でも、自分のための時間をさきに確保することで心が安定します。

2.家事を”やらない日”をつくる

 週に一度は、テイクアウトや惣菜に頼り、キッチンに立たない日を作りましょう。
 完璧な食事よりも、休息が翌日の活力になります。

3.「ありがとう」を1日3回伝える

 家族や同僚に感謝を伝えることで、自分の気持ちも温かくなり、ストレスがやわらぎます。

4.一日のやることリストを3つまでに絞る

 全部こなそうとすると、心も体も疲弊します。
 「今日これができればok」と、自分に許可を出すことが大切です。

5.夜、寝る前に自分を褒める

 「今日もよくやった」とひと言、自分に声をかけてから眠りにつきましょう。
 肯定感が翌日の行動力になります。

完璧より「余白」を

 ワークライフバランスというと、仕事と家庭をきれいに分けて考えがちです。
ですが実際には、完璧な配分よりも、毎日の中に余白を持つことのほうが、ずっと疲れにくくなります。

朝の5分、家事を手放す1日、小さな感謝の言葉......こうした積み重ねが、長期的に見れば心と体の健康を守ります。

最後に

 もし今、あなたが「限界かも」と感じているなら、それは決して怠けではありません。
むしろ、それだけ頑張ってきた証です。
どうか今日だけは、自分を責めず、甘やかしてあげてください。

あなたはもう、十分やっています。
そしてその頑張りは、きっと誰かの人生を支えています。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

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