「普通」を超える生き方――自分らしさで幸せを創る方法

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:考え方を変えてみる

「普通」とは何ですか?

皆さん、「普通」とは何だと思いますか?
「普通」という言葉を聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
「みんなと同じ」「周囲に合わせること」。そんなふうに思う方も多いかもしれません。



たとえば、「普通の家庭」「普通の考え方」「普通の幸せ」と聞くと、どこか安心感を覚える反面、「普通に生きることが当たり前」というプレッシャーも感じますよね。
でも、そもそも「普通」なんて本当に存在するのでしょうか?

実際、同じ家庭で育った兄弟ですら感じる「普通」は異なります。
友人の家に遊びに行ったとき、思いもよらないルールや習慣に驚いた経験はありませんか?

私たちは、育った環境や周りの価値観を基準に、自分なりの「普通」を作り出しているだけなのです。
その「普通」は、あなたを幸せにしていますか?それとも、縛りつけていますか?

幸せの形は人それぞれ

幸せもまた、誰かと比べたり、何かに縛られたりすると、途端にその輝きを失います。
例えば、年収400万円で家族と健康に暮らせることを「幸せ」と感じる人もいれば、友人が持っている高級ブランドや海外旅行と比べて「自分は足りない」と不幸を感じる人もいます。

ここで大切なのは、「どこに焦点を当てているか」です。
幸せの基準は他人ではなく、あなた自身の心が決めるもの。
他人の「普通」や「当たり前」に振り回されていると、本当に大切なものを見失ってしまうことがあります。

「普通の枠組み」に囚われる苦しさ

カウンセリングでよく耳にするのが、こうした声です。

「良い大学に行けなかったから、自分は価値がない」
「結婚していないから、周りに後ろめたさを感じる」
「もっと頑張らなきゃ、みんなに追いつけない」
これらはすべて、「普通」という見えない枠組みに縛られた結果です。
この枠が、知らず知らずのうちに自己否定を生み出し、心の自由を奪ってしまいます。


心理学では、こうした「べき思考」や「固定観念」を認知の歪みと呼びます。
「こうあるべき」という強い思い込みが、自分自身の可能性を狭めてしまうのです。

枠を外して、自由になる方法

では、どうすれば「普通」という枠から解放され、自分らしく生きられるのでしょうか?
その第一歩は、自分が抱える「普通」の正体に気づくことです。

1.自分の「普通」を見つめる
「〇〇しなければならない」「これが当たり前」という考えを紙に書き出してみましょう。それが本当に必要なのか、自分の本心と向き合うことが大切です。

2.思い込みを問い直す
 書き出した項目について、「それがないと本当に困るのか?」と問いかけてみてください。意外と「なくても平気」なものが多いことに気づくはずです。

3.新しい視点を取り入れる
 自分とは違う価値観を持つ人々と話してみることや、新しい経験をすることで、視野が広がり、自分だけの幸せを見つけるきっかけになります。

幸せは自分で選び取るもの

私たちの多くは、知らないうちに「普通」という他人が作ったルールに縛られています。
でも、「普通」を捨てて自分らしく生きることで、人生の豊かさや幸せは何倍にも広がります。

あなたにとっての幸せは、あなた自身が決めていいのです。
誰かの基準ではなく、自分自身が「これでいい」と思える生き方を選びましょう。

まとめ:普通を手放して、自分らしい幸せを手に入れる

「普通」に縛られた人生から自由になることで、私たちは本当の幸せに近づくことができます。
そのためには、自分が抱える「普通」を見つめ直し、自分自身が望む生き方を選び取ることが重要です。

さあ、あなたも「普通」を手放し、自分だけの幸せを創り出してみませんか?

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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