「まあいいか・・・」の力で完璧を求める日常からの解放

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:考え方を変えてみる

まあいいか…を考える

生活のリズムが乱れ、自らを追い込むことが増えたこの時代に、「まあいいか」という考えがいかに大切か、改めて考えてみたいと思います。

新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、リモートワークが一般的になる中、私たちの日常は大きく変わりました。その変化は、仕事とプライベートの境界をあいまいにし、生活リズムを乱しました。

この状況が、多くの人々に「やる気が出ない」という感覚を抱かせる一因となっています。

理想と現実

理想と現実のギャップに直面し、自己責任を問う声が高まる中、特に自己肯定感が低いと、自らを過度に追い込むことで心の負担を増大させてしまいます。

「もっとできるはずだ」という圧倒的なプレッシャーは、精神的な疲労を引き起こし、結果としてやる気を削ぐ原因になっています。

でも、ここで大切なのは、私たちが完璧を求める必要はないということです。人間は誰しもが失敗を繰り返し、常に最善を尽くせるわけではありません。

仕事においても、時には「これで良い」と手を打つ勇気が必要です。自分自身に常に高い基準を設けることは、時には逆効果となりうるからです。

子育てにも大切な「まあいいか…」



子育ての場面でも同様です。毎日完璧に家事をこなし、子供とのコミュニケーションを十分に取ることができないよりも、たまには手を抜いて、家族との貴重な時間を楽しむことが何よりも重要です。

寝る前に子どもを抱きしめるだけで、愛情を伝えることができます。完璧である必要はなく、愛情を持って接することが最も大切です。

自分自身を責めることから解放されることで、心に余裕が生まれ、ポジティブな変化がもたらされます。

自分が何を望んでいるのか、何が楽しいのかを基準に物事を選択し、できないことに焦点を当てず、できていることに目を向けることが、精神的な負担を軽減し、より豊かな人生を送る第一歩となります。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心についた癖や行動を取り除き生きやすくするカウンセラー

飯塚和美プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼