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目次
性能や機能がアップして価格が下がったAndroidスマホ
●今時のAndroidスマホはわずか数年前には考えられなかったような進化をしています。スペックが向上した上に値段も安くなり、半導体不足も何のそのとばかりにメーカーや機種の数もすごい数であふれています。
●また、キャリアのSIMフリー化で選択の自由度も広がった一方で、あまりに多すぎてどれを選んだらよいのかAndroidスマホの選択はとても難しくなっています。
●そこで、今回は格安のSIMフリーAndroidスマホの選び方をご紹介。
最初にスマホで主に何をしたいのか用途で選ぶ
●スマホ選びのファーストプライオリティーは、用途に見合ったものを選ぶことです。まず、そこから始めましょう。
●SNSが中心なのか、ネット検索や動画視聴が中心なのか、またはゲーム利用が中心なのかなど一番割合を占めていることをまず自分で把握します。その際に、用途としては中心ではないけれどもある程度動いてもらわなければ困るという用途が含まれることがあると思います。
●例えば、普段はSNS中心だけど、がっつりと重量級のゲームもしたい、その時に程よく楽しめる程度には動作をさせたいというような場合は、ゲームの仕様要件のほうにスマホ選びを合わせる必要があります。
●軽いゲームがそこそこ楽しめれば問題ないという程度であれば、やはりメインの用途のほうにフォーカスして選択したほうが良いでしょう。
用途がほとんどSNS中心の場合
●SNSを中心にスマホを使っているという場合は、できるだけバッテリーの持ちを重視してスマホを選びましょう。
●バッテリー切れ=連絡不通ということになると、SNS中心の生活に支障が出てしまいます。モバイルバッテリーを準備していればいいですが、その肝心なモバイルバッテリーも充電を忘れていることが度々というパターンも多く、できるだけ本体バッテリーを保たせたいですよね。
●ですから、SNSが用途の中心の場合は、バッテリー容量に着目してスマホを選んだほうが良いでしょう。できれば容量として5,000mAh以上は欲しいですね。ここで注意点は、高容量バッテリー搭載のスマホはCPUやメモリなども高性能、高容量になりがちです。しかし、SNS中心なら強力なCPUは必要ありません。ですから、バッテリー容量さえ大きければ高性能で高額なスマホでなくても良いと思います。
●もう一つ付け加えるなら、カメラ性能や機能が良いものが適しています。なぜなら、撮影した写真や動画をSNSで送る際にいい映り方や画質に越したことはないからです。マクロが使えたり、広角撮影ができたりするカメラ付きのものならOK。カメラ性能もチェックしたほうが良いでしょう。
●目安としては、RAM容量3~8GB程度、ROM容量32~128GB、バッテリー容量 4,000mAh以上(推奨5,000mAh以上)のスマホとなります。価格帯で言えば1万円~2万円程度となります。
ネット検索や動画視聴が中心の用途
●スマホの利用用途がネット検索や動画視聴という場合は、画面の解像度に注目しましょう。スマホの画面解像度は本体が高性能であっても低い場合があったり、逆に低価格帯のものでも解像度が高い機種があったりします。
●例えば、解像度が1,600x720や1,920x1,080というようなスマホなどは解像度が低いと思います。解像度が低いと、画質が荒くなったり表示領域が狭くなります。ネット検索の際など、画面に表示される情報量が少なくなってしまいます。
●また、文字や写真の表示が荒くなります。動画視聴では高画質動画の画質が落ちます。ですから、そのような用途が中心ならばFHD+(2,310x1,080)以上の解像度があるスマホが適していると言えるでしょう。
●目安としては、RAM容量4GB~8GB、ROM容量64~128GB程度、バッテリー容量 4,000mAh以上(推奨5,000mAh以上)のスマホとなります。価格帯では15,000円~25,000円あたりになるでしょう。
ゲーム中心のスマホ利用の場合
●ゲーム中心のスマホ利用の場合は、できるだけCPUが高性能で高容量のRAM搭載のスマホが適しています。
●性能は高ければ高いほどいいですが、価格も相当高額になるでしょう。ですから、高価格帯の最高スペックのものが該当します。ここで気を付けたいのは、そのようなスマホは性能が良いという裏にリスクも内包している場合があります。
●高性能で高額なスマホはメーカーにとって、フラッグシップ的な要素も持たせています。ですから、メーカーが出せる最大に近い仕様で設計されます。当然性能は良いのですが、プライオリティーをその部分に集中しているために、安定性や耐久性がおろそかになって怪しくなっているものがあります。
●例えば、高性能な分発熱も多くなりますから放熱性に問題が出たり、それに絡んでバッテリーの充電に問題が出る、また、それが波及してブラックアウトが頻発するなど安定性が損なわれるといった悪循環になってしまうのです。
●CPUだけでなく16GBのRAM、そしてROMが256GB、512GBというようなノートパソコンと同程度のスペックを持つハイエンドスマホがあります。システムが高性能、高容量になればなるほどそれだけ電力も消費します。そうなると、バッテリーの減りも猛烈で、絶えず充電が必要になり充電回路やバッテリー本体への負担も相当なものになります。
●そんな発熱が多く電力大食らいの部品や回路をノートパソコンのわずか数分の一というサイズの中に詰め込んでいるスマホが安定しないとか、故障したというのは当然です。ですから、高性能な機種というのはメーカーのフラッグシップモデルだといえば聞こえはいいですが、広告塔いわば「メーカーの都合商品」といえます。
●要するに、安定性とか耐久性は二の次になっているモデルだと言えます。
●ユーザーはこのような製品に対して性能だけでなく安定性や品質も同時に求めるような選択はすべきではないと考えます。ゲーム中心の用途でSIMフリースマホを使うなら、どんなに高性能で高額でも消耗品と割り切って購入することが必要でしょう。
●そういう場合は別途、普通使い用のサブ機を常備しておくことがお勧めです。
●そういうことを知らずしてユーザーレビューで壊れただとか、信頼性がないだとか、ダメなスマホとか言ってしまう人がいますがそれでもSIMフリーのAndroidゲーミングスマホはリンゴスマホの半値以下なんです。そんな人はレビューの「悪い」とか「星一つ」の送信ボタンを何度も押すよりも前にリンゴスマホ13プロを一発でポチる勇気が必要でしょう。
私がお勧めするSIMフリーAndroidスマホメーカーとその理由
●私がお勧めしたいSIMフリーAndroidスマホメーカーは以下の通りです。
OUKITEL
UMIDIGI
Blackview
画像はUMIDIGIのSIMフリースマホ。デザインやカラーリングも良い。
●この3メーカーを選んだのには大きな理由があります。それは、カスタマイズされていないAndroidが入っていてるからです。メーカーカスタマイズされたAndroidよりもいろんな点で素のAndroidのほうが利点が大きいといえます。具体的にはカスタマイズされたものよりメモリの消費量が少なく、広告や不必要な通知などがうるさく表示されることもありません。
●ですからAndroidスマホ選びの条件として、できるだけカスタマイズされていないAndroidスマホを私は推奨したいと思います。それ以外にも、安価で入手可能なことと、ある程度の品質やサポートがあることでもお勧めしたいポイント。
●SIMフリースマホをメインスマホにするのはちょっと・・と思われる場合は、価格も手ごろですからサブ機として一度試してみてはどうかと思います。